第47回JAA奨学金・第11回本庄奨学金
授与晩餐会開催
パウロス芸術監督から授与者ヘ



6月6日午後6時から、市内ハーバードクラブで第47回JAA奨学金・第11回本庄奨学金授与晩餐会を開催しました。キーノートスピーカーに、ハーバード大学のAmerican Repertory Theater the Terrie and Bradley Bloomの芸術監督ダイアン・パウロスさんを迎え、来賓には髙橋礼一郎在NY日本総領事夫妻、川村泰久国連大使夫妻、南博国連大使、次期三菱東京UFJ銀行頭取の三毛兼承MUFGユニオンバンク会長と後任の宮地正人氏、ニューヨークメッツやロッテ・マリンズ元監督のボビー・バレンタイン氏、三菱インターナショナルのジェイソン・スティーブン社長、五味和洋NTTアメリカ社長、功刀秀記ANA米州総支配人を迎え、授与者、受賞者とその家族、JAA会員など130人が参加しました。

晩餐会は、佐藤貢司JAA奨学金制度委員会Co委員長の司会で、スーザン大沼会長の歓迎の挨拶、髙橋大使の祝辞で始まり、ダイアン・パウロスさんによる基調講演が行われました。2013年にミュージカル「ピピン(Pippin)」でトニー賞のベストディレクター賞を受賞、現在Waitressを手掛けているダイアンさんは、日本人のお母様とアメリカ人のお父様のお話しから、演出家としての体験を通して、受賞者へリスクを恐れず行うことの大切さを話されました。講演後、参加者全員からStanding Ovation を受けました。素晴らしい講演でした。

食後は、この秋から大学に進学する10人の学生に総額4万3500ドルの奨学金と3枚の航空券(ANA日本往復航空券2枚、デルタ日本往復航空券)が、そして、5人の大学院生には本庄国際奨学財団より総額3万ドルの奨学金が授与されました。村瀬賞は1992年村瀬二郎氏(1996~98年JAA会長)により設立され、現在村瀬悟JAA副会長に継がれ、今年で25年目となりました。ご支援ありがとうございます。

受賞者を代表して、JAA村瀬賞を受賞した稲葉美香子さんと本庄賞を受賞した小林かおるさんが将来への抱負と感謝の気持ちを述べました。小林さんは日本から渡米、コミュニティーカレッジからプリンストン大学の東アジア研究所博士課程に進学した努力家です。

最後にジュリー・アズマJAA奨学金制度委員会Co委員長が、来賓、寄付者に謝辞を述べ、閉会となりました。
今年の基調講演のダイアン・パウロスさんの略歴や受賞者、式典後援団体・個人リストは以下をご参照ください。


47
th JAA Scholarship 第47回JAA奨学金受賞者
(for graduating high school students)


(1) JAA Murase Scholarship
($10,000, plus Round Trip Air Ticket to Japan, courtesy of All Nippon Airways)

Mikako Rose Inaba 稲葉三香子 Princeton University


(2) Delta Air Lines Scholarship
($5,000, plus Round Trip Air Ticket to Japan, courtesy of Delta Air Lines)

Caroline Miyake Lin 林・三宅キャロライン Columbia University

(3) MUFG Scholarship MUFG賞($5,000)
Miyu Ono 大野美夢 
The University of Pennsylvania, Jerome Fisher Management & Technology Program

(4) Dr. Soji Tomikawa Scholarship ($5,000)  
Miki Olivia Hansen ハンセン美紀 Massachusetts Institute of Technology (MIT)

(5) Dr. Soji Tomikawa Scholarship($5,000)
Beth Rieko Rose Awano 粟野べス Wellesley College

(6) Orient Corp. of America Scholarship($3,500)
Minna Kimura-Thollander 木村美奈 Brown University

(7) Toyota Scholarship ($3,000)
Reina Ashizawa 芦沢玲奈 Tufts University

(8) TV Japan Scholarship ($3,000)
Kiyana Jacqueline Marsh マーシュ喜弥奈 Fordham University

(9) Ambassador Shinichi Nishimiya Scholarship($3,000)
Leo Hashikura 端倉玲央 Ramapo College

(10) ANA Japan Travel Scholarship
($1,000, plus Round Trip Air Ticket to Japan, courtesy of All Nippon Airways)
Fumika Ando 安藤文華 Trinity College



11th JAA Honjo Scholarships Awardees 第11回本庄奨学金受賞者
(for graduate students)

  • Kaoru Hayashi ($7,000)
    Princeton University, doctoral program in East Asian Studies

  • Janet Haruko Kanzawa ($7,000)
    Columbia University Law School

  • Lisa Matsue ($6,000)
    Fordham University School of Law

  • Arnaud Jurrian van der Meer ($5,000)
    Columbia University, Department of East Asian Languages and Cultures,
    doctoral studies in Japanese Literature

  • Oliver Harry White ($5,000)
    Columbia University, Department of East Asian Languages and Cultures,
    doctoral studies in Japanese Literature
  • 2017 Annual JAA Scholarship Dinner Benefactors
    Gold Sponsor: ITO EN (North America) Inc
    Silver Sponsors: Ingram Yuzek Gainen Carroll Bertolotti LLP,
    J.C. C. Fund of the Japanese Chamber of Commerce and Industry in New York,
    Japanese Medical Society of America,
    Gary S. Moriwaki, Hiroko & Satoru Murase, Julie Azuma & Koji Sato

    2017 47th JAA General Scholarship Committee
    Co-Chairpersons: Julie Azuma and Koji Sato
    Members: Makoto Iwahara, Yuki Kaneshige, Frederick Katayama, Yumi Kuwana,
    Susan J. Onuma, Masaki Shimomura, Nozomi Terao

    2017 11th JAA Honjo Scholarship Committee
    Chairperson: Gary S. Moriwaki
    Members: Frederick Katayama, Satoru Murase, Susan J. Onuma,
    Suki Terada Ports, Katsuo Takeda

    ダイアン・パウロス芸術監督
    Diane Paulusはハーバード大学のAmerican Repertory Theatre(A.R.T.)のTerrie and Bradley Bloom芸術監督です。2014年TIME Magazineの世界で最も影響力のある100人の一人に選ばれ、2013年ミュージカル(ピピン)でトニー賞ベストディレクター賞を受賞。その他多くのミュージカル、オペラのディレクターをしています。現在、ブロードウエイでミュージカル"ウエイトレス"が公演中です。
    ダイアンは、ハーバード大学の英語科の劇場演習教授です。彼女はバラエティ誌の「2014年のエンターテインメントにおけるトレイルリング・ウーマン」とボストン・マガジンの「2014年の50人の思考リーダー」に選ばれました。


    JAA東日本大震災救援基金

    被災地の中学生野球チームが「ボビー・バレンタイン絆基金夏の野球キャンプ」として、ニューヨークを8月9日から19日まで訪問します。8月12日(土)、セントラルパークでJAAの野球チームと親善試合も行います。詳細は追って、ご案内します。応援してください!




    JAA熊本・大分地震支援基金
    JAAホールで支援イベント

    熊本・大分地震から一年、復興支援イベント・イン・ニューヨークをニューヨーク日系人会と昨年、九州の各県人会がこの復興支援イベントのために立ち上げた「九州の会」と、ニューヨークばってん会の共催で、5月20日(土)、JAAコミュニティーホールで開催しました。

    スキ・寺田・ポーツJAA副会長、近藤三奈九州の会代表の挨拶の後、野田美知代JAA事務局長が「熊本・大分地震あれから一年」と題して、写真を通しての一年とJAA九州地震支援基金の報告、南阿蘇からの元気に復興しているビデオメッセージを紹介しました。大分椎茸を使った椎茸の南蛮煮、西郷どん味噌を使っただんご汁、からしレンコン、焼き鳥、鶏飯、蕨もちなど九州の伝統的な郷土料理や九州の焼酎を味わい、浅沼里香子さんのピアノと多治比純子さんのバイオリンで五木の子守歌、滝廉太郎の花、ふるさとなどをたのしみました。別府椎茸組合からの寄付「やまよしのどんこ椎茸」、別府明礬温泉岡本屋の「湯ノ花」などの即売会もたちまちに売り切れました。約100人が集まり、和気あいあいの中、約2000ドルの募金が集まりました。




    第13回日系人会桜まつり 
    地域に根付いた祭りを



    All Photos by Masao Katagami

    晴天の4月15日(土)ソメイヨシノの花びらが舞う中、JAAとニューヨーク市共催の、第13回サクラ祭りがフラッシング・メドウ・コロナ・パークで開催されました。勇壮な僧太鼓の演奏で始まり、スーザン・ハマカーさんの司会で、スーザン大沼会長の歓迎の挨拶に続き、支援者の稲垣千枝子夫人、来賓の在NY日本国総領事髙橋礼一郎大使とフラッシング・メドウ・コロナパークの責任者ジェニカ・メルニックさんの挨拶がありました。ニューヨーク市 Comptroller Scott. M. StringerからPROCLAMATIONが届きました。

    JAA会員や地域住人が多数参加して、地域に根付いたサクラ桜祭りになっています。毎年楽しみにしています!と地域の方々からの声が聞かれました。今年は、JAAの110周年を記念して、二重サクラのクワンザンサクラの木を植樹しました。高木まりさんと田中智弥さんの指導指揮のJAAコーラスの美しい歌声、ニューヨーク沖縄クラブ/仁風会の三線歌、ジャパニーズ・フォークダンス・インスティテュート(主宰鈴木百)の民舞と花笠音頭パレードが華やかに繰り広げられました。サクラの木の下では裏千家の茶の湯―野点が行なわれました。参加者は、日本文化を楽しみました。

    今年もお弁当300個と出演者へのお礼代、5200ドルを稲垣千枝子夫人がご支援くださいました。その他、匿名1000ドルと 伊藤園からお茶の寄付がありました。ありがとうございました。

    今年のサクラ祭りは委員長:スーザン・ハマカーさん、アドバイザー:スキ・寺田・ポーツさん、ボランティア:形上将夫さん、青野栄子さん、中西慶子さん、今日子ハンターさん、ジャスミン・ウイルソンさん、ミヤ・ウイルソンさん、金重由紀さん、江田佳生里さん、ライオンズクラブのマイク相田さん三木伸夫さん、阿部ともこさんと野田美知代さんでした。




    第9回サクラ・ヘルス・フェア
    50のプログラム、およそ1600人が参加

    医師会主催 NY Life Science Forum Kids

    小野善郎先生の親と子の関係

    親と子のリトミック

    ライオンズクラブ
    春のオシャレは指先から講座

    シニアのヘアカット
    領事館主催 NYの安全対策懇話会

    寳船による阿波踊りワークショップ
     

    JAAは邦人医療支援ネットワーク(通称JAMSNET/ジャムズネット)共催、在NY日本国総領事館の後援を得て4月8日から5月1日まで、「さくらと文化と健康:みんなで楽しく学びましょう!」をテーマとして、全ての年齢層を対象にして、JAAホールを中心に開催しました。50のプログラムに1600人が参加しました。
    特に、領事館主催のNY安全対策懇話会には70人以上が参加し、NY市警防犯課のジョン・チアム刑事による映像を通しての犯罪方法とそれに対する防犯対策の説明を聞きました。
    そして、米国日本人医師会主催の「Life Science Forum Kids 2017」は、子供たちが研究者と一緒に実験を行いサイエンスに興味を持ってもらう目的で開催。2部制にして80人の子供と保護者で、会場は熱気に包まれていました。




    ニューヨークで活躍する日本人・日系人美術家展覧会
    新人4人、総勢33人参加

    画家篠原有司男(左)さんと作品、と篠原乃り子さん

    竹田さんのオープニングスピーチ
    (Photos by Masao Katagami)

    今年22回目となる「ニューヨークで活躍する日本人・日系人美術展」を、後援:在ニューヨーク日本国総領事館、ニューヨーク日本商工会議所、日本クラブ、週刊NY生活、よみタイムで、5月4日から13日までJAAホールで開催しました。5月4日のオープニング・レセプションは竹田勝男JAA副会長と石塚勇人NY総領事館領事部長の挨拶、ジョージ広瀬さんの作家紹介が行われました。出展作家など約150人でホールはいっぱいとなりました。
    今年は新人4人(ジャスティン・ボールウイン、百田和子、三浦良一、セツ子・ウインチェスター)が加わり33人の作家、63作品を展示しました。レセプションの美味しい料理はボランティアが心を込めて作りました。

    ▼出展作家
    青野セクウォイア、ジャスティン・ボールウィン*、ジョージ広瀬、百田和子*、市村しげの、井口雄樹、飯塚国雄、、キノ・マホ, 久保田玲奈、三浦良一*、宮森敬子、森本洋充、森本和也、森戸泰光、本宮陽子、永野みき、野田正明、岡田桂、岡本泰彰、小野知美、作山畯治、皿井まゆみ、佐々木健二郎、佐藤正明、澤野水纓、篠原乃り子、篠原有司男、瀧澤昌樹、竹田あけみ、寺田真由美、渡辺啓子、セツ子・ウインチェスター*、依田順子、依田寿久(33人・新人* )

    ▼お買い上げ頂いた方々:
    加藤静子、松本かよ、本井慶次郎、大隅玲子、崎須賀恭子、佐々木洋子、許美和子

    ▼ボランティア:
    白川理恵、笠間芙美子、ハンター今日子、服部利枝、青野光、清水広子、青野栄子、加藤静子、佐々木洋子(敬称略)
    ご支援ありがとうございました。美術展委員長は野田美知代事務局長、委員:ジョージ広瀬、百田和子、永野みき、皿井まゆみ、渡辺敬子