JAA移転について

今年の10月で現会館のリースが切れますので、理事の承認により下記住所に移転することが決まりました。新会館は現会館よりも広く、現在と同様の活動ができるスペースを備えています。詳細につきましては次号でお知らせします。今後ともご支援お願い申し上げます。

新会館住所:49 West 45th Street, 11th Floor, New York, NY 10036

スーザン大沼JAA会長


東日本大震災から三年

今年2月22日、絆基金の北浜哲代表に同行し、岩手県内の都市を訪問しました。地域に密着して長期展望の支援をしている絆基金を通して、岩手県の小石浜、綾里や大船渡の復興活動にJAAは協力しています。北浜氏の提案で、地元の漁業関係者の事業再建に手を貸すことが出来ました。写真(右)は大船渡の地震で1メートルも下がった埠頭を元に戻す作業の様子です。今では漁船を繋ぐことが可能となりました。この地域の美しい風景(写真左)もご覧下さい。海産資源に恵まれたこの土地の復興にJAAが協力できることを嬉しく思いました。
宮城県人会からの依頼で、石巻市雄勝町の廃校を再建して子供の施設を作り、人口の流出を防ぎ、地域の雇用を生み出すプロジェクトに2500ドルの寄付をしました。

JAAは、ボビー・バレンタイン氏を監督として、今夏米国からの少年野球チームを東北に送り、交流試合を行なう予定です。とても有意義な行事となるでしょう。このプロジェクトへの寄付、ボランティアで働ける方々を求めていますので、JAAまでご連絡下さい。

この3月11日で、震災から3年、フェローシップ・フォー・ジャパン主催の追悼式典に、草賀純男大使、ジャパン・ソサエティー櫻井本篤理事長と参列しました。

今後も、この大震災を忘れることなく、長い支援をしていきたいと思っています。

ゲリー森脇JAA名誉会長


ハリーケーンサンディ救援基金
4月3日、加藤脩冶理事が最後の5000ドルのチェックをニューヨークケアに届けました。

フィリピン台風(ハイヤン・ヨランダ)救援基金
JAAで3月末までに6895ドルの募金が集まり、Advancement for Rural Kids (ARK)に寄付しました。ARKはハイヤン地区の学校再建や学校で必要な鉛筆、ノートブック、消しゴム、机、椅子を供給して支援をしている非営利団体です。ご支援ありがとうございました。


第10回JAA桜まつり
万博記念、桜2本を植樹

(左から)稲垣夫人、草賀大使夫妻、レワンドウスキー・ クイーンズ区長、カバナNY公園課長官代理、コロナパークのメルニック氏、 小野山&ポーツ桜祭り委員長、大沼JAA会長 (All photos by Masao Katagami)

 

勇壮な僧太鼓

JAAコーラスは美声を披露

可愛い大山空手の
デモンストレーション

賑やかな民謡

野点で静かにお茶を楽しむ

今年の寒くて長い冬の後の、すがすがしい陽春の中、濃いピンクの寒桜が満開の4月19日(土)午前11時から、フラッシング・メドウ・コロナ・パークで第10回JAA桜祭りが勇壮な僧太鼓の演奏で始まりました。

スーザン大沼会長の歓迎の挨拶に続き、在NY日本国総領事草賀純男大使とニューヨーク公園課長官代理リアン・カバナ氏の挨拶がありました。クイーンズ地区議長のドロシー・レワンドウスキー女史、フラッシング・メドーコロナパークの責任者ジャニス・メルニック女史、稲垣千枝子夫人を始め、JAAの会員などたくさんの方が参加してにぎやかに行なわれました。

今年はニューヨーク博覧会1939年から75周年、1964年から50周年を記念して2本のソメイヨシノを植樹しました。

挨拶の後、30人の大山空手松本道場のデモンストレーション、上島幸恵先生指揮の美しい歌声のJAAコーラス、最後に、鈴木百さん率いる日本民舞の伊予漫才や花笠音頭パレードが全員参加で華やかに繰り広げられました。

サクラの木下では裏千家の茶の湯―野点が行なわれ、皆さん、日本文化を楽しみました。今年も300個のお弁当は稲垣千枝子夫人の寄付により行なわれました。

マイク相田さん、加藤脩冶さん、阿部ともこさん、瀧澤昌樹夫妻が準備片づけを、バスは佐々木洋子さん、青野栄子さんをはじめJAAコーラスの皆様が手伝ってくださいました。ありがとうございました。

委員長:スキ・寺田・ポーツ、小野山弘子
*サクラ基金への寄付者リストは下部をご覧ください。


第6回サクラ・ヘルス・フェア
昨年超える参加者で大いに賑わう

JAAはJAMSNET(通称:ジャムズネット/邦人医療支援ネットワーク)と共催、在NY日本国総領事館の後援を得て4月12日から27日まで、テーマ「さくらと日本文化:みんなで楽しく学びましょう!」として、健康で安心した生活を過ごす為に全ての年齢層を対象にした「第6回サクラ・ヘルス・フェア」を、JAAホールを中心に開催しました。55のプログラムが組まれ、昨年の参加人数1600人を超える1881人の参加がありました。

海外居住の邦人を医療面から支援するジャムズネットがニューヨークで誕生、世界各国と連携したネットワーク「ジャムズネット・ワールド」を形成、その第一回が4月12日と13日に開催され、海外における邦人のメンタルヘルスや日本帰国を考えている方への高齢者福祉の情報提供などの講演会がありました。

カナダから仲本光一医務官、岡田由佳看護師、原田直子氏、アジア・タイから吉田常孝医務官&百武加恵先生、南米欧州から鈴木満氏、日本から濱田篤郎先生、福永佳津子氏、進藤由美氏が参加されました。

4月1日に締結されたハーグ条約について大谷美紀子弁護士が、そして国際結婚に関する調査結果をロヨラ大学の岩崎美智子教授が青柳芳克NY総領事館領事部長と講演・説明しました。

SHAREとBCネットワークが行った乳がんから、日米医療事情についての講演、ライオンズクラブの「感動、ペットとの正しい付き合い方、目から鱗の動物の面白話し等」、高齢者問題協議会・壮年会の「認知症サポーター講座」と「人生の終末期をどう迎えるか」、幼児~子供教育では、JAAアップルキッズ、すくすく会やアップルタイム、カオル・ロビンズさんの「蘇生法」、「思春期の子育て支援」、「子供の為のライム病情報」、「漢字はおもしろい講座」、「子供のミュージキング」、植田誠シェフの「プロが教える巻きずし教室」、裏千家の茶道、草月流生け花、ヨガ、太極拳、コーラス、お茶と折り紙にも多くの方が参加して楽しみました。NJ日本人会主催の全国美味しいものランチも好評でした。

また、耳鼻咽喉医ジェフリーアン先生のアレルギーには、今時期的に悩んでいる方には良いアドバイスでした。


裏千家茶道体験

妊婦さんとの懇談会

乳幼児の緊急蘇生法

日本の歴史を考えよう”桜と日本人”

中島民恵子先生の
人生の終末期をどう迎えるか?

第1回JAMSNETワールド理事会

大谷美紀子弁護士の
ハーグ条約説明会

草月生け花体験

書道体験

国際結婚に関する調査結果報告会

プロが教える巻き寿司

LIONSのペットとの
正しい付き合い方

Photo by Masao Katagami

第19回ニューヨークで活躍する
日本人・日系人美術家展
新人4人含む37人出展

恒例の美術家展が5月1日(木)から10日(日)まで(平日:午前10時~午後5時、土曜日:午前10時~午後4時、日曜休館)JAAホールで開催されます。新人4人を含む37名の出展作家は下記の通りです。

青野セクウォイア、フランシス真悟、浜中卓治、日影眩、
廣瀬ジョージ、市村しげの、飯塚国雄、
池添彰、川島猛、木村利三郎、キノ・マホ、小島健治、久保田玲奈*、宮森敬子、森本洋充、森本和也、
本宮陽子、中川直人、野田正明、大野修*、小野知美、大山エンリコイサム*、斉藤誠治、作山典子、
作山畯治、佐々木健二郎、佐藤正明、澤野水纓、篠原乃り子、篠原有司男、住山洋、瀧澤昌樹、
竹田あけみ*、寺田真由美、渡辺啓子、依田順子、依田寿久(*新)

力作が展示販売されます。売り上げの50%が日系人会へ寄付されます。オープニング・レセプションは5月1日(木)午後5時から7時に開催いたしました。
後援:在ニューヨーク日本国総領事館、ニューヨーク日本商工会議所、日本クラブ、週刊NY生活、
よみタイム


恒例!春のフリマ

春恒例のフリーマーケットが4月5日(土)に開催されました。午前10時のオープン前から多くの方が今か今かと開場を待ち、オープンと同時に自分の買いたい品物コーナーへなだれ込みました。アフターセールも順調で総額約1万2000ドルのファンド・レイジングが出来ました。ご寄付を頂きました皆さま、セットアップから片付けまでボランティアくださいました皆さま、ショッピングに来て下さいました皆さまに心から感謝いたします。
次回は8月2日、現JAA会館最後のフリーマーケットです。


第29回JAA外務大臣杯軟式野球大会開幕
熱戦スタート!

今年も17チームが参加します。
Aブロック:ビーズ、ラジエーターズ、ベーブ、ピギーズ、猿軍団、新撰組、じゃんくす、バットマン、ロデオ
Bブロック:シルバーズ、オレガ、ショッカーズ、ニコニコ、ダンボーズ、ブラックヤンキース、ハマッコ、ジョーカーズ

4月27日(日)の朝、開会式がランドール球場で行われ、昨年の優勝チーム(ビーズ)より、優勝旗、優勝杯が返還され、セントラル・パークとランドール・アイランド球場で今年の野球大会が開始されました。
試合は毎週日曜日の朝、7月まで、A・Bブロックに分かれてリーグ戦やインターリーグ戦が行なわれ、各ブロック上位4チームによる決勝トーナメントが8月に行われます。決勝トーナメント進出を目指してしのぎを削ります。是非応援してください。
大会委員長 加藤脩治


大使公邸にシニアが招待
3月25日、草賀純男大使ご夫妻は、ニューヨーク近郊にお住いの80歳以上のシニアを中心に、70人を公邸へご招待してくださいました。豪華なお食事からスタッフの皆様のこころ暖まるおもてなしに、参加全員感激し、感謝していました。ありがとうございました。

第44回JAA奨学金制度
奨学生募集中

今年で44回目となるJAA奨学金は1971年に始まり、400人以上の学生が受賞して、NYのコミュニティーや世界で活躍しています。その中には大沼会長や新進ヴァイオリニスト五嶋龍さんもいます。
NY、NJ、CTに在住の高校3年生でこの秋米国内の大学に進学する日本人、日系人の学生を対象としています。
申し込み用紙など詳細はウェブサイト(別記)から。締切は5月12日必着の事。
今年は第2回西宮伸一大使奨学金5000ドルを始め、6000ドルから1000ドルの奨学金、全日空日本行き航空券2枚など、総額約5万ドルが約12人に授与されます。今年も5000ドルの米国三井奨学金が3人へ授与されます。
奨学金授与晩餐会は6月3日午後6時から、キーノート・スピーカーにボビー・バレンタイン元監督をお迎えして、開催します。第44回JAA奨学金授与晩餐会の招待状は5月中に発送予定。一人200ドル(内70ドルが税金控除)。奮ってご参加ください。
詳細:www.jaany.org/general_scholarship.html


女性実業家の会
福岡伸一氏を講師に迎え

4月7日生物学者の福岡伸一氏を講師に迎え、「昆虫少年からフェルメールおたくへ~福岡はかせのできるまで~」と題して講演したいただきました。昆虫少年はある時、顕微鏡を買ってもらい、世界が広がりました。顕微鏡を作ったレーウェンフックに興味を抱き、彼が生まれたオランダのデルフトで同じ日に生まれた画家フェルメールがいて、福岡博士の好奇心はフェルメールへなり、フェルメールの37作品を一堂で見たくなり、美術館まで作りました。最後に博士の専門「動的平衡」について話されました。約100人が博士の話しに夢中になりました。


JAA日本語教育
委員会春季研修会

春の日本語研修会は3月22日(土)JAAホールで開催。野仲香代(ニューヨーク大学)が「実践報告 日米二大学間のスカイプ プロジェクト」について、津田和男(国連国際学校)「語彙表現の指導法:自叙伝/自分史を書く」について講演しました。実践的日本語教育について、参加者は意見交換をしました。


2014年度会員更新フォームについて

12月下旬、「2014年度の会員更新フォーム」をお送りいたしました。皆さまの引き続きのご協力をお願い申し上げます。現在JAAでは、災害や緊急時により迅速に対応し、生活の安全や質を向上するための情報を適時にお届けできるよう務めています。更新フォームには変更事項のみ御記入下さい。皆さまの個人情報はすべて守秘され、氏名、住所、電話番号、e-mailアドレスは日系人会でのみ使用、会員の皆さまの許可なく外部に出されることは一切ありません。皆さまのご理解をお願いいたします。
JAAからのお知らせは郵送よりも迅速にEメールで受信出来ます。
ご希望の方は info@jaany.org にご登録下さい。


2月の敬老会
■2月27日 ひな祭り敬老会

NY訪問中の有名な演歌歌手、神野美伽さんが好意で敬老会に出演してくださいました。突然の訪問に参加者全員大喜びでした。

3月の敬老会
■3月13日 第1敬老会

メニューは「三色丼、春雨サラダ、清し汁、アイスクリーム」でした。食後には、Iwaki Bandと一緒にカラオケを楽しみました。

■3月27日 第2敬老会
メューは「牛丼、ブロッコリーの胡麻和え、清まし汁、白玉団子のお汁粉」のランチ。上島幸恵先生指揮のJAAコーラスのコスモスや愛燦燦の歌声とIchida & Iwaki Bandの演奏とカラオケを楽しみました。

4月の敬老会
■4月17日

第6回サクラ・ヘルス・フェアの一環として敬老会を行ないました。ボランティアの心のこもった春のお弁当(ちらしすし、松風焼き)を楽しみ、渋谷欣一先生の「ライム病を運ぶダニの話しと女性高齢者の骨折とVitamin Dの関係について」の講演を聞きました。4月17日で102歳の伊藤治男さんを始め4月のお誕生日の皆さんにバラのお花が贈られました。そして、2014 American Association for Development of the Gifted and Talented Artist 金賞を受賞した11歳のヴァイオリニスト松本英那子さんの Max Bruch のScottish Fantasyの演奏を楽しみ、最後にK. IWAKI Bandとカラオケを楽しみました。

今年から諸物価高により、敬老会のランチ代を会員5ドル、非会員8ドルとさせて頂きます。ご理解の上、ご了承ください。今後とも、ボランティアの心のこもったお食事と、皆様が楽しめる余興と有意義な講演を入れて楽しい敬老会にしていきたいと思っていますので、ご支援お願いします。


JAAアップルキッズ&ブルックリン日系人家族会共催で講演会「漢字はおもしろい!~海外での楽しい漢字学習~」を4月27日(日)開催しました。約30人が参加。講師はブルックリン日本語学園の中野友子学園長。同学園で実践されている「楽しくて面白い」漢字学習法についてお話いただきました。「漢字の成り立ち」を使った授業方法や教材などの説明、また同学園で参考にされている白川静氏の漢字学に関する書籍等もご紹介いただきました。講演後の質疑応答では多くの参加者から質問があり、全体で2時間を超える会となりました。
JAAアップルキッズ代表 竹永浩之 記


おしらせ

ジャパンデー@セントラル・パーク
今年も「ジャパン・デー」は母の日の5月11日午前9時半から午後4時までセントラルパーク内「バンドシェル」で開催されます。詳細は 別記オフィシャルサイトまで。JAAは書道クラスが参加します。お立ち寄りください。また、「恋のフォーチュンクッキー」のDVDにピンクのTシャツを着たJAA有志が 登場。フィナーレの舞台でのダンスにもJAA有志が出演します。「ピンクのTシャツ」を応援してください。


会員の活動

会員であり理事の一戸小枝子さんは、1970年に創立した「サエコ・イチノヘ・ダンス・カンパニー」の44年の歴史を閉じました。一戸さんはフルブライト奨学金で渡米後、マーサ・グラハムに学びました。ダンス振り付けの功績を認められ米国初の日本人として受賞しました。最終公演は2月23日にチェルシーで行われ、彼女は「振り付けは続けて行くつもりです」と話していました。

画家の向井ジョージさんは、今年94歳、フランス共和国より「the Insignia of Chevalier of the Legion of Honor 」を受賞しました。第二次大戦時の日系442部隊での活躍が認められた受賞です。フランス領事館で5月9日に受賞式典があります。


●村瀬二郎元JAA会長夫人村瀬よしえさんが2月22日にコロンビア大学病院で亡くなりました。享年88歳。
パーソンズでデザインを学び、ヴォーグ誌に就職、弁護士の村瀬二郎氏と結婚、ワシントンDCに住んだ際は日本国大使館に勤務しました。能、佐賀錦、華道、茶道、書道、真多呂人形などを学び、米国に紹介しました。日米婦人会アドバーザー、日本クラブ婦人会、ジャパン・ソサエティ、JAAなどで活動されました。3月24日ジャパン・ソサエティで、よしえ夫人作の真多呂人形などの展覧会と偲ぶ会が行われました。

●会員金田朝子さんが2月20日ルーズベルト病院で亡くなりました。享年63歳。
1975年にニューヨークに移住、夫となる利行氏と結婚し、ヴィレッジに「テースト・オブ・トウキョウ」レストランを開きました。JAAでは手芸クラブに属し、編み物などを楽しみました。

●会員平木みやのさんが2月20日、ベルビュー病院で亡くなりました。享年83歳。
葬儀は5月17日、NY禅堂正法寺で執り行われます。

●会員ヒサヨ・アサイさんが2月25日亡くなりました。アサイさんは1987年からJAA会員でした。享年93歳。
皆様のご冥福をお祈りいたします。



Thank you very much for your support of JAA !

General Account
T.I.C. Group (President Bon Yagi)$2,500.00
Mayumi & Kenichi Takeshita$2,000.00

JAA Scholarship Fund
Kinichi Shibutani $3,000.00

Sakura Fund for Sakura Matsuri
Chieko Inagaki, Hiroko Onoyama, Pasona NA, Inc. , A. M. , Kikuko Hosono,
Mary Ito, Julie Hata, Mabel Tsufura, Irene Kawamura, Akio Shirakawa & Florence Iwamoto
Total $6,960.00

Report from Membership Committee From 2/15/14-4/30/14
企業 Corporate an Group

Ikebana Int’l Inc. & Sojitz Corp. of America

個人会員:Individual members
SILVER ($500.00): Fusako Ota, Tamiko Sato, Kumiko Yoshii
SUPPORTING ($300.00): Keichiro Hayashi, Keiko Kato, Masaki Noda,
Robert Norton, Alice Shimomura, Mieko Tahara, Katsuo Takeda,
Kazuo Yamaguchi, Reizo Yoshida, Kayoko Hirota

Tickets’ Donation
*10 tickets of “TOKYO PHILHARMONIC ORCHESTRA 100th Anniversary World Tour” at Alice Tully Hall, Lincoln Center on March 11 were donated by Ms. Hiroko Onoyama
小野山弘子さんからリンカーンセンター/アリスタルホールでの東京フィルハーモニーオーケストラ公演のチケット10枚の寄付がありました。

*10 tickets of “Tamagawa University Taiko Dance Performance” on 4/3 at Miller Theatre, Columbia University were donated by Mr. Cappuccino Hirano.
4月3日の玉川学園の太鼓公演のチケット10枚がカプチーノ平野さんから寄付がありました。

Thank you very much!


3月にJAA開催された
日系アメリカ人の歴史を伝える写真展から
ご紹介します!

津布良 正 (教育家)

日本から移住した仏教伝道師の父と教師であった母の元に1930年9月17日、ロサンゼルスで3人兄弟の末っ子として出生。36年に家族はパーリー市に移り、農園で働く。第二次大戦開戦時にアリゾナ州の戦時日系人収容所に強制移住、津布良氏は12歳であった。

砂漠の地に建てられたバラック小屋の生活では室内でも顔を覆うくらいのひどい砂嵐に襲われた。学校の授業では米国政府支給の使い古しの教材が使われた。テネシー州出身の教師は「反逆者」と罵倒し、津布良氏を殴ることが多かった。津布良氏は「たびたび学校を、ずる休みして収容所の外に出ても、憲兵は気にもしなかった。周囲は何もない荒野なんだから。鉄条網は、申し訳程度にあるだけ。逃亡したって日本人の容姿なんだから、逃げられっこない」と回顧する。

1944年に出所、14歳の彼はニュージャージ州のシーブルックに移り、農園の作業場に就職する。収容所生活で精神を病んだ母親は入院し、すぐに亡くなる。日本に戻ることを夢見ていた父親も逝去する。

津布良氏は51年から53年まで朝鮮戦争で従軍する。除隊後、クリーブランド州カレッジにて化学工学を学び、ニューヨーク市の数学教師となる。16年間、教鞭をとり、1967年にはグリニッチビレッジのPS41学校の校長に初めてのアジア系米国人として就任する。

「議論を通し、自説を曲げない」彼は、初めてのアジア系の校長を失脚させようとする教育関係者と対立するが、父兄のサポートと支持で職務を全うすることが出来た。

「学童を第一に考えた民主的な学校を作り、学童に有害な政策は拒否する」を信念に津布良氏は8年間、この職を務め、23校を統括するNY市第3地区デュプティー・スーパーインテンデッドに就任し、1988年に引退する。