東北から招いた大学生10名とダイナソール・バーベニューで

東日本大震災救援基金
幅広い支援の継続を

ゲーリー森脇会長からの報告
JAAニュースで報告の通り、大沼名誉会長、桑名英一郎氏と私はこれまでに、東北を訪れました。宮城県最大の都市、仙台市は経済バブル現象が起きているようです。しかし第2の都市石巻市や陸前高田市、大船渡や女川などの沿岸部は復興から程遠い状態でした。
今までにJAAから義捐金を寄付したジョイセフ(JOICFP Japanese Organization for International
Corporation in Family Planning www.joicfp.or.jp
)やピースボート(Church World Service’s partner www.cwsasiapacific.org)
から現在までの活動報告を受けました。これらの団体は子供から高齢者まで幅広い層を対象に日々の支援活動を続け、成果を出しています。各ホームページをご覧下さい。(JAA事務局にも報告書は保管されています)
この度、JAAは「絆ファンデーション」への寄付を決めました。そして、現在「Beyond Tomorrow」から支援要請が来ていますので検討中です。また、JAAでは東北でのメンタル・ヘルスを支援する団体と調整中です。

震災から18ヶ月、JAAは地域の経済復興や、学生の教育とリーダーの育成を使命とする団体への支援を目指しています。
その中で、北濱哲代表を中心とする絆ファンデーションは、東北地区の漁業を包括して、漁業の再興と将来性のある新産業化へと進めています。彼らは、ボビー・バレンタイン監督がプレゼントした草野球チーム「レッド・ソックスチーム」がある大船渡の野球場や運動場の再建にも携わっています。
JAAの募金活動の良き協力者であるボビー・バレンタイン、レッド・ソックス監督も賛同者の一人です。
JAAは再興に向けて努力している方々への支援を惜しみません。2011年6月に結成されたNPO団体「Beyond Tomorrow」は、被災した学生への
奨学金制度や将来のリーダー育成の教育を目的にしています。JAAはUS Japan Council(USJC) と協力して、高校・大学生の米国への留学の為の奨学金への支援を検討しています。近い将来、このグループのリーダーと面接して、さらに検討を重ねて行く予定です。
この夏、USJCと共同で、東北の大学生10名を招待し、ニューオーリンズやボストン、首都ワシントン、ニューヨーク各地の大学への訪問を実施しています。

JAAでは長期的支援をする目的で、モーガンスタンリーと東京三菱UFJ銀行の支援を受け、「第一回東日本大震災救援基金のためのゴルフ大会」を10月1日(月曜日)モンテクレアー・カウントリー・クラブで開催いたします。詳細は以下をご参照下さい。
www.regmadeeasy.com/btmu/jaa/japan-rising-golf-tournament

多くの支援、届く

森脇会長、TIC
グループの八木秀峰社長、AZIX市原ちかこ社長とグリニッチグリル、白梅、初花、いろは、ソウエンの皆様

平子裕志ANA NY支店長、シニア会の石田圭子さん、田原ミチさん、加賀義彰さん、榎田和久さんから寄付を受け取る野田事務局長

五絆ソサエティーの川野作織代表と吉川顕治役員から寄付を受け取る森脇会長

県人会対抗ゴルフ大会世話係り、竹田さん、佐藤さん、山本さん、田原さんから寄付を受け取るゲーリー森脇会長

被災地の二回目のお盆の様子がニュースで伝えられ、被災地の人々の復興への切なる願いと長い道のりを感じました。JAAも長い目で支援していきたいと思っています。
前回のJAAニュースの報告後も寄付が届いています。

・7月3日:3月に日本食レストラン37社が参加して開催された「ダイン・アウト・フォー・ジャパン」から1万9070ドル2セントが寄付されました。

・7月30日:6月25日に開催された「ANAシニア会チャリティー大会」の収益金4500ドルが寄付されました。また、当日は4500ドルがJAAの高齢者問題協議会にも寄付されました。

・8月8日:五絆ソサエティーから1500ドルが寄付されました。

・8月8日:全国県人会対抗ゴルフ大会の収益金1500ドルの寄付がありました。
皆様のご支援、誠にありがとうございます。



皆でエクササイズ

昨年の敬老会の様子

第6回 シニア・ウィーク
安心した老後を迎えるために・・・
9月9日(日)~23日(日)
参加無料

今年で第6回となる「シニア・ウイーク」を、9月 9日(日)から23日(日)まで、ニューヨーク日系人会邦人・日系人高齢者問題協議会(高齢者問題協議会)と邦人医療支援ネットワーク(JAMSNET)の共催、在ニューヨーク日本国総領事館後援で開催致します。

私たちの先輩に感謝を表し、安心して年を重ねていくことができる日本人コミュニティーをつくる為に、全ての年齢層が参加できるように65種類以上の企画を用意しました。

今回は、米国で安心した老後を迎えるために、在宅介護サービス会社、まだまだ少ない日本人のホーム・ヘルス・エイドの教育と実際に働いているエイドの方のお話しや、それに関する保険についての説明会なども開催します。

また、老後を日本で過ごそうと考えている方のための日本の社会保障制度や在宅医療・介護、年金、日米の税法、基本的書類の管理の仕方、日本人医師会のグループ医療相談等の企画もあります。

そして、マッサージ、歩き方、ヨガ、食事などの健康のための企画、日本文化(お茶、お花、囲碁、書道)体験も行われます。 大いに学び、楽しんで下さい。

詳細はwww.jaany.org
またはwww.agingjaa.org
をご覧下さい。スケジュールはこちらからダウンロードできます。


第19回JAAチャリティーゴルフ大会

今年で19回目となる、秋の恒例JAAチャリティーゴルフ大会が9月日(月曜日)Knoll West Country Clubで開催されます。全日空ビジネスクラスNYム東京往復航空券を始めとする数々の豪華な賞品、4ホールのショートホールに現金1万ドルのホールインワン賞(総額4万ドル)を設け、ラッフル、試合後のバッフェ・ディナーなどを用意し、皆さまの参加を呼びかけています。グループ、ご夫婦、ご家族で、もちろんお一人でも、お気軽にご参加ください。日系人会にとりまして大きなファンドレイジングですので、皆様のご協力をお願い致します。

・日時:2012年9月17日(月)雨天決行
・場所:Knoll West Country Club
990 Greenbank Road, Boonton, NJ 07005
Tel: (973)263-7110
・会場集合:11:00-11:30am 集合
11:30am -12:00pm オリエンテーション
12:15pm ショットガン
5:00-7:00pm 結果発表&ディナーパーティ
・競技方式:新ペリエ方式
・参加費:$250
内$100が税金控除の対象。料金にはグリーンフィー、
カート代、食事代を含みます
・定員:100人
・締め切り:8月31日(金)但し定員になり次第締切
8月31日以降のキャンセルは参加費の返却は致しかねますので予めご了承ください。



105th JAA Gala Dinner

JAAの105周年を記念して、11月17日(土曜日)午後6時から、会場はApellaーカーにはダニエル・イノウエ米国連邦上院議員=写真=をお迎えして開催します。イノウエ上院議員の88歳の米寿のお祝いを致します。

JAAの安定した運営に重要なファンド・レイズの催しですので、皆様のご協力をお願い致します。晩餐会の定員は180人です。 記念ジャーナルへの広告も受け付けています。
詳細はJAA事務局までご連絡ください。

・11月17日(土) 6:00pm
・会場:Apella
450 E. 29th St., 2nd Fl.
・個人参加:$500
・会社・団体:Gold $10,000
Silver $5,000
One table for ten and
Black/White AD in the Dinner Journal
・詳細・予約は日系人会まで
Tel:212-840-6942
info@jaany.org


第27回JAA外務大臣杯軟式野球大会
じゃんくす連覇達成!

連覇を達成したじゃんくす

2位ビーズ

3位ボコボコ

JAA外務大臣杯軟式野球大会の決勝戦がセントラルパーク球場で19日(日)早朝に開催されました。最高の天候に恵まれ、じゃんくす(宮崎監督)対ビーズ(中村監督)両チームの選手が整列、震災被災者へ哀悼の意を表し、一日も早い復興を願いながら、1分間の黙祷を捧げました。
宮崎舞ちゃん(11歳)の始球式でプレイボール。3位決定戦のジョーカーズ対ボコボコの試合も、別フィールドで同日に行われました。
決勝戦は投手戦が最後まで続き、1点リードのじゃんくすが家誠選手の盗塁から追加点、2対0で悲願の優勝! じゃんくす連覇で6度目の優勝です。たくさんの応援団からエールが送られ、最後は胴上げ、勝利者監督が宙に舞ってました。
表彰式には、在日本国総領事館から岩井文雄広報所長(大使代理)と安東領事が参席。日系人会ゲーリー森脇会長と野田事務局長、そしてリキ伊藤(日系ライオンズクラブ会長)理事が出席して、式典運営をサポートしてくれました。
大勢が夢中になった野球三昧の一日でした。
(加藤脩冶記)

■優勝:じゃんくす ■準優勝:ビーズ ■3位:ボコボコ
■個人賞
・最優秀選手賞(MVP):リッチコトー投手(じゃんくす)(初)
・JAAスピリット賞:尾苗監督(ブラックヤンキース)(初)
・最多ホームラン賞:斉藤選手(オレガ)3本塁打(初)
・最多打点獲得賞:上村選手(猿軍団)12打点(初)、芝田選手(ピギーズ)12打点 (初)
・最多勝利投手:マサ・篠田(ボコボコ)6勝(初)、アイバンメンデツ(ジョーカーズ)(初)
・特別功労賞:高橋俊輔(15年間役員功労者)
27年以上にわたりこの野球大会を支えてきた加藤脩治(大会名誉会長)、高橋俊輔(大会常任委員)、野田美知代(大会本部事務局長)に特別功労賞を授与しました。


楽しい敬老会のためのミニ・フリーマーケット
7800ドルがファンドレイズ

毎回80人から100人のシニアが参加、30個のランチデリバリーをする敬老会を維持向上されるためには資金が必要です。
そのためのフリーマーケットを8月4日午前10時から2時まで、JAAホールで開催しました。
昨年からの行事で、多くの皆様がご来場してくださり、7800ドルのファンド・レイズが出来ました。ご協力ありがとうございました。
毎月の敬老会は、食事のメニュー、講演、相談室、余興とも充実したプログラムです。各テーブルには季節のお花が飾られ、毎月お誕生会を行い、カラオケなどアットホームな雰囲気です。大島聖子社会福祉部部長とボランティアの皆様の献身的な努力のおかげです。

敬老会ボランティア:
大島聖子
アレクサンダー・ナンシー
クラーク幸恵、榎あかね
川島充子、笠間芙美子
中野敬子、直江展子
佐久間芳子、佐々木洋子
清水広子、白川理恵
鈴木奈美恵、田中昌子
ヴァルブエナ喜久江
アイリーン山口
コーン千津子


JAA女性実業家の会
松井久子監督を迎え

7月25日(水)の定例会「日米往復35万キロ~映画『レオニー』完成までの7年半の道のりとイサムノグチの母・レオニーに学ぶ《人生は一度きり》の潔い生き方を語る」と題して、映画「レオニー」を制作した松井久子監督が、彫刻家イサムノグチの母親レオニー・ギルモアさんをテーマに取り上げた理由、企画から完成までの7年半に渡るエピソードなどをお話ししてくださいました。
同作品は27日にジャパン・ソサエティで、満席のなか上映され、大好評を得ました。


これからのイベントスケジュール
SAVE THE DATE

Sept. 9 (Sun.) -23 (Sun) the 6th Senior Week
Sept. 17 (Mon.) the 19th JAA Charity Golf Tournament @ Knoll Country
Club
Oct. 20 (Sat.) & 21 (Sun) Japanese Language Education Workshop
Nov. 3 (Sat.) Grand Bazaar
Nov. 17 (Sat.) 105th JAA Anniversary Gala Dinner @ Apella
Dec. 7 (Fri.) JAA Year End Dinner
Dec. 13 (Thurs.) Year End Keirokai

■7月の敬老会
●12日「七夕敬老会」

「折り紙セラピー」の小林利子先生の寄贈された笹に願い事を書いた色とりどりの短冊を飾りました。
ボランティアの心のこもった「ポーク生姜焼き丼、アイスクリーム」の後は、中垣顕実先生の「仏教・日本の卍」の講話がありました。
K.Iwaki Bandの演奏を楽しみました。
白川理恵さんから瑞々しい楓の寄付がありました。
午前中はヘレン・イリエ弁護士と滝川玲子弁護士が遺言などの無料法律相談を受けました。
参加者・ボランティアは90人。

●26日「土用の丑の日 敬老会」
メニューは人気メニューの「うなぎの蒲焼、ブロッコリーの胡麻和え、コーヒーゼリー」。伊藤玲於奈先生の「ビルマのたて琴」のお話しとJAAコーラスによる「仰げば尊し」「埴生の宿」「旅愁」等の合唱、K.
Iwaki バンドと飯塚国雄さん、鈴木靖さん、白川昭夫さんの熱唱を楽しみました。
参加者・ボランティアは130人。
当日は、61年間を暮らしたニューヨークを去り、生まれ故郷のスイスに戻られるマデリン富川さんの送別会をしました。マデリンさん お元気で!

8月の敬老会はありませんでした。

ストーム・キング・ アートセンターへの バス旅行

6月21日、ゴールドマン・サックスの後援でのバス旅行は暑い中、広いセンターの中をトリムに乗り、著名な作品を見て回りました。
イサム・ノグチの作品モモタローの前で写真を取ったり、楽しい見学でした。 多くのみなさんから、来年も企画して欲しいとの声がありました。


6月20日「日本の年金と米国税法」の無料セミナーを開催しました。
在ニューヨーク日本国総領事館の安東健太郎領事が「日本の年金について」と題して国民年金と厚生年金受給手続きなどについての説明をし、続いて大島襄・米国公認会計士が「日米社会保障年金の税務」についてソーシャルセキュリティーと日本の年金の課税について具体的に申請書類を配布して説明しました。
Windfall Elimination Provision棚ぼた排除条項での質疑応答が多くありました。
参加者80名、質疑応答や参加者の体験談も出る活発な会となり、もう一度講演会をして欲しいとの声が多かったため、9月13日に「日米租税条約と日米社会保障協定」、9月20日に「日本の年金と米国税法第2弾」を行ないます。


NY市運営の低所得者用住居(プロジェクト) 2ヶ所が、オンラインでの申請が可能となっています。
www.nyc.gov/housingconnect
で登録をしてください



Thank you very
much for your support of JAA !

6/15/2012 – 8/15/2012

General Fund
Mitsui USA Foundation $3,000.00
Fujisankei Communications $500.00
Canon U.S.A. Inc. $1,000.00
ORIX Corp. $500.00
Mitsubishi Corp. (Americas) $1,500.00
Kajima Foundation $500.00
Sony Corp. of America $1,500.00
Sumitomo Corp. of America Foundation $1,000.00
Eisai USA Foundation, Inc. $2,000.00

Individual
Dr. Takeko Takeshige $2,000.00
Dr. Umeko Takeshige $700.00
Mr. & Mrs. Miyoko Davey $650.40

To: JAA Committee on Aging Issues/高齢者問題協議会
ANA New York Senior-Kai $4,500.00
Mitsui U.S.A. Foundation $2,000.00
JAMSNET $2,000.00
NY Japanese-American Lions Club $500.00

○ANAニューヨークシニア会は6月13日に開催した「ANAシニア会チャリティーゴルフ大会」の収益金総額9000ドルを、震災基金と高齢者問題協議会に各$4500ドルずつ寄付されました。

○武重ファミリー(ダンサーの母親武重淑子さんに育てられた3人の娘さん、松子さん、竹子さん、梅子さんをそれぞれ内科医、産婦人科医、小児科医)から総額2700ドルを、敬老会のために使ってくださいと寄付されました。

有難うございました!


松本百司さんが生地茨城で、玲子夫人に看取られ、6月26日、永眠されました。享年79歳。
70年以後ニューヨークに在住、オーデュボン協会NYC写真展最高賞を受賞、写真、エッセーの分野でも活躍され、日系人会の美術展には毎年、油絵、写真等の作品を出展されていました。画家そして「ニューヨークその後」「ニューヨークのワイルドライフ」など多くの著作があります。
昨年9月に帰国され、柏市国立癌研究センターに通院していました。葬儀は7月1日に行われました。
俳句同人誌「方舟」6月号に最期の俳句が寄せられていましたのでご紹介します。
薫風を
肺にはらみて 上昇す

青野義一さんが7月5日、永眠されました。享年74歳。
葬儀は7月16日Beaugard Funeral Home in NJで 多くの友人、隣人、JAAコーラスグループの参列の中、行なわれました。
青野さんの経歴をご覧下さい。2009年JAAで写真展を行ないました。

川上ひろ子さんが、7月23日、心不全により永眠されました。享年77歳。
手芸クラブに参加され、敬老会のボランティアとしても長年に渡りJAAに貢献して下さいました。

クリストバル・ヤスコさんが7月21日、クイーンズ・アストリアの自宅で永眠されました。享年84歳。
ランチ・デリバリーのボランティアをして下さいました。

森本米子さんが8月2日、養生先で娘のマリさんに看取られ永眠されました。享年82歳。
森本さんは長年補習校の先生をされていましたので、教師、教え子や親御さんが最後のお別れに参列しました。
9月8日(土)JAAホールで追悼会を行ないます。

ジョージ・向井さんが8月12日自宅にて永眠されました。享年91歳。
お通夜を8月18日Lloyd Funeral Home で行ないました。

皆様のご冥福を、 心よりお祈り致します。

皆様、ありがとうございました!

Vol.68
青野義一さん


蒸気機関車を愛した報道カメラマン

1938年生まれ。横浜で育ちニックネーム「青ちゃん」として親しまれる。蒸気機関車の音を身近に耳にして育ち蒸気機関車が一生の友となる。
一人っ子で4歳で父親を亡くし、アメリカ映画を見て育ったことが影響し、俳優のジョン・ウェインを父親、ジェームズ・ディーンを兄弟としてイメージし、アメリカへ憧れた。
1961年から、外国の報道カメラマンの助手を務めながらカメラマンとしての修業を積み、1963年には「麻薬」の写真で「アサヒカメラ年鑑」の新人作家5人に選ばれ、東京国立美術館写真展にて展示される。
1964年、ライフマガジン東京支局で、東京オリンピック取材のカメラマン助手を務め、アメリカ行きの気持ちを強める。同時に一生のパートナーとなった本庄栄子と結婚。
チャレンジ精神が旺盛で、日本を離れアメリカ移住を決意。1965年、ニューヨークに居を構え、義由起、栄児と二人の子供をもうける。
60年代から70年代、アメリカ動乱の時代に報道写真家としてライフのスタジオで働きながら「ライフ・マガジン」に多くの写真を発表。同時に、毎日新聞社出版局の契約カメラマンとして日本のメディアに、ブラジルの「モンシェット」誌のニューヨーク支局に勤務しブラジルのメディア、さらにアメリカの「タイム」誌などに、数多くの報道写真を発表した。
2009年3月、JAAで「レンズを通して目撃した一報道カメラマンの証拠写真:ベトナム戦争反対運動、公民権活動に揺れる60年代、70年代のアメリカ」写真展を開催、大きな反響を呼んだ。
1975年、ニュージャージー州リバー・エッジに引越し。取材のため留守がちの生活ながら、蒸気機関車保存にかけNational
Railroad Historic Societyのボランティア活動に積極的に参加。また「リバー・エッジ・カルチャー・センター」と古い建造物保存のため「ヒストリカル・コミッション」のメンバーとなり、ボランティア活動に情熱を傾け有意義な晩年を過ごした。
機知に富んだユーモアと、飾り気の無い「青ちゃん」の人柄で、多くの友人から親しまれ、2012年7月5日、74年の起伏の多い人生を終える。
死後、その貢献を讃え、リバーエッジ市から名誉市民賞を授与された。