(左から)スーザン大沼名誉会長、ゲーリー森脇会長、果醒法師

長い目での支援を
東日本大震災救援基金

被災地のお盆の様子がニュースで伝えられ、人々の復興への意気込みを感じました。JAAも長い目で支援していきたいと思っています。
前回のJAAニュースの報告後も寄付が届いています。
Dharma Drum Mountain Buddhist Association/DDMBA (創設者Master Sheng
Yen は日本の立正大学卒業)から6万8673ドル3セント、ANAシニア会チャリティーゴルフ大会の収益金4500ドル、Korean
American Community Foundation 3333ドル、Birchland Park Middle School
(MA), Liberty Montessori Intユl Scholl 、MET Japan Heritage Night収益金、ハリソン高校のジーン・ヒリッペさんからハイチと日本の震災救援チャリティージャズコンサートの収益金、そして8月16日、NY宮城県人会佐々木健二郎会長から2回目の寄付金2万1535ドル90セントが届きました。宮城県には今月中に送金します。

現在震災救援をしている3団体から活動報告書と支援請願書がJAAに届いており、それを元に8月15日、JAA東日本大震災救援基金委員会を開き、総額35万ドルの送り先を下記の通り決めました。

■JOICFP (Japanese Organization for International Cooperation
in Family Planning)
ジョイセフへ$125,000

被災地の助産師と提携して、女性・妊産婦支援。資金援助、妊婦、幼児、育児の母親への物資から精神面での支援活動
www.joicfp.or.jp

■PEACE BOATへ $125,000
被災地石巻市復興支援
www.peaceboat.org

■NPO次代の創造工房へ $100,000
被災地の児童生徒への教育支援 「東北心拓塾」プログラム
www.jidai.or.jp

皆様のご寄付、総額$615,000が被災地に届きます。

既に、26万5千ドルが福島レスキュー基金に$100,000、NY宮城県人会の寄付を宮城県被災者生活支援基金$70,000、NBC
Dine Out Japan Relief を米国赤十字社に$70,000、国境無き医師団に$25,000が送られています。 また現在、高齢者支援団体への寄付先を探しています。ゲーリー森脇会長は9月下旬、被災地の視察を予定しています。


高野先生とJAA会員

被災地の状況語る、高野先生
敬老会の寄せ書き手渡す

7月6日、被災地福島県郡山市から高野ちよし先生がJAAを訪問して、被災地の様子をお話されました。
先生は、地震発生直後から勤務先の病院と、地震と第一原発事故で避難した人々の避難施設で、昼夜ボランティアをしていました。
「当時は、病院に入れない人々が避難所にあふれていて、避難所が病院でもありました。今必要なのは、壊された病院の普及が優先されるべきです」と話していました。
今回の高野先生の訪問は、パメラ・スギハラさんの紹介で、4月から、アイリーン山口さんが中心になり作成した「UNITY &
HOPE」の寄せ書きを手渡すためでした。先生はこの寄せ書きを郡山市内の避難施設に飾りますと話されました。


参加無料
第5回シニア・ウィーク開催
知って得する情報満載!
9月15日(木)~25日(日)

今年で第5回となる「シニア・ウイーク」を、ニューヨーク日系人会邦人・日系人高齢者問題協議会(高齢者問題協議会)と邦人医療支援ネットワーク(JAMSNET)の共催、在ニューヨーク日本総領事館後援で開催致します。
私たちの先輩に感謝を表し、安心して年を重ねていくことができる日本人コミュニティーをつくる為に、全ての年齢層が参加できるように50以上の企画を用意しました。
今回は皆さんに、病院やシニア・センターでのソーシャルワーカーのお仕事をもっと知ってもらい、利用して頂くための企画も取り入れました。
また、東日本大震災救援に参加されたカマール・ラマニ先生と、日米カウンセリングセンター桐畑美香さんの講演、老後を日本で過ごそうとお考えの方に、日本の諸制度についての講演、日米の税法の相談室、シニアに必要な基本的書類の説明会、認知症を皆で支えあうためのサポーター講座、日本人医師会グループの医療相談等の企画などがあります。
さらに、メイクアップ、マッサージ、歩き方、ヨガ、お食事などの健康のための企画もご用意。大いに楽しんで下さい。
詳細はwww.jaany.org
またはwww.agingjaa.org
をご覧下さい。


第18回チャリティー・ゴルフトーナメント
10月17日開催、参加者募集!
ノール・カントリー・クラブ
ウエスト・コースで開催

今年で18回目となる、秋の恒例「JAAチャリティーゴルフ大会」を、10月17日(月)、ニュージャージー州ブーントンにある「ノール・カントリー・クラブ・ウエスト・コース」で開催します。
全日空ビジネスクラスNY~東京往復航空券を始めとする数々の豪華賞品や、4ホールのショートホールに現金1万ドルのホールインワン賞を設け、ラッフル、プレー後のバッフェ・ディナーなどもご用意。皆さまのお申込みをお待ちしております。
_「ノール・カントリー・クラブ」はマンハッタンから車で約1時間弱。グループで、ご夫婦やご家族で、もちろんお一人でも、お気軽にご参加ください。
日系人会にとりまして大きなファンドレイジングですので、皆様のご協力をお願い致します。

日時:2011年10月17日(月)雨天決行
場所:Knoll Country Club West Course
990 Greenbank Road, Boonton, NJ 07005
Tel: (973)263-7110
www.knollgolfclub.com
会場集合:11:00~11:30am
オリエンテーション:11:30am
ティーオフ:12:15pm-ショットガン
競技方式:新ペリエ方式
参加費:$250
※内$100が税金控除の対象。料金にはグリーンフィー、 カート代、食事代を含みます。
定員:100人
締め切り:9月30日(金)但し定員になり次第締切
※9月30日以降のキャンセルは参加費の返却は
致しかねます。予めご了承ください。
お申し込み・お問い合わせ:日系人会まで
Tel:212-840-6942


A
Special Night for
Friends and Supporters of the JAA 2011
ファンドレイジング・ディナー、11月16日(水)開催

JAAの安定した運営のために、ファンドレイジング・ディナー「A Special Night for Friends and
Supporters of the JAA 2011」を、11月16日(水)午後6時からソニークラブで開催します。
ゲストアーティストに世界的ウクレレ奏者ジェイク・シマブクロを迎えて行ないます。
昨年はボビー・ヴァレンタイン元ロッテマリナーズ監督を迎えて開催、5万ドルのファンド・レイズが出来ました。今年も皆様のご協力をお願い致します。
後日、招待状を郵送させていただきます。 詳細はJAA事務局へお電話ください。

11月16日(水)6:00pm
会場:ソニークラブ
550 Madison Ave., 35th Fl., New York NY 10022
個人参加費:Supporter $1,000、Friend $500
会社・団体(one table for ten): Benefactor $10,000、Patron $5,000


敬老会のためのミニ・フリマ開催
$6000のファンド・レイズ

毎回80人から100人のシニアが参加する敬老会を、維持向上されるためには資金が必要です。そのためのフリーマーケットを8月6日午前10時から2時まで、JAAホールで開催しました。
恒例ではないにも関わらず、多くの皆様のご来場で6000ドルのファンド・レイズが出来ました。ご協力ありがとうございました。
7月の敬老会の内容をみても、お食事、講演、相談室、余興とも充実したプログラムです。テーブルには季節のお花が飾られ、毎月お誕生会を行い、アットホームな敬老会です。大島聖子社会福祉部部長と、ボランティアの皆様の献身的な支援のおかげです。

ソーシャルサービス部
ボランティア:
大島聖子、アレクサンダー・ナンシー 、
クラーク幸恵、平川かよこ、川島充子、 笠間芙美子、
春日直子、松本令子、中野敬子、直江展子、佐久間芳子、佐々木洋子 、清水広子、白川理恵、鈴木奈美恵, 田中昌子、
ヴァルブエナ喜久江 、山田純子、アイリーン山口
生け花:コーン千津子



7月敬老会

14日(七夕敬老会):白川理恵さんのお庭からの届いた笹の代わりの楓に、色とりどりの短冊に願い事を書いて飾りました。ボランティアの心のこもった「カレーライス、ミニサラダ、アイスクリーム」の後は、Maxim
Anikushinのピアノ演奏、菊池健太郎さんのシニア体操、K.Iwaki Bandとカラオケを楽しみました。
ヘレン・イリエ弁護士と滝川玲子弁護士が遺言などの無料法律相談を受けました。参加者83人、ランチデリバリー25人、ボランティア15人。

28日「土用の丑の日敬老会」:メニューは人気メニューの「うなぎの蒲焼、いんげんの胡麻和え、紅茶ゼリー」に105人が舌鼓を打ち、渋谷欣一先生の「熱中症について」のお話しとMakim
Anikushin のピアノ、健太郎さんのシニア体操、K. Iwaki バンドの演奏による「真夏の太陽」「憧れのハワイ航路」などを楽しみました。
参加者105人、ランチデリバリー:28人、ボランティア18人。

8月の敬老会はありませんでした。


第26回JAA外務大臣杯軟式野球大会
リーグ戦の結果発表

8月21日(日)、セントラルパークの球場で、決勝戦と3位決定戦の2試合を行なう予定でしたが、雨で延期となり、28日に開催を予定しています。次回のJAAニュースで優勝報告を致します。

7月31日までのリーグ戦での結果は下記の通りです。

■ブロック優勝の順位
Aブロック

●1位:ニューヨーク・シルバーズ(SIL)
7勝1敗 鈴木監督
●2位:ニューヨーク・ジョーカーズ(JRS)
6勝1敗1分 西青木監督
●3位:ブルックリン・ダンボス(DUM)
5勝2敗1分 黒須監督
●4位:ショッカーズ(SHO)
5勝3敗 平山監督

Bブロック
●1位:ボコボコ(BOK)
7勝1敗 篠田監督
●2位:ニューヨーク・じゃんくす(JUN)
6勝2敗 宮崎監督
●3位:ニューヨーク・ラジエーターズ(RAD)
6勝2敗 ラマ二監督
●4位:バットメン(BAT)
5勝3敗 岡田監督
■個人賞
●最多ホームラン賞
古賀拓人選手 2本(新撰組)
●最多打点獲得賞
山口雄也選手 8得点(オレガ)
類家拓也選手 8得点(オレガ)
大嶺明郎選手 8得点(シルバーズ)
●最多勝利投手
川島啓太投手 6勝 (じゃんくす)
●JAAスピリット賞
カマル・ラマニ選手 (ラジエーター)
今年は雨が多く、球場に赤旗が立ち、中止又は順延になっています。
今大会本部役員は加藤脩治、高橋俊輔、陳家誠の各氏です。


講演会・7月6日
「第2回日本の高齢者施設の現状と日本の生活保護そのあらまし」

社会福祉法人 一誠福祉会の滝川一興理事長と垂水浩和さんが説明、楠瀬吉健さんが実体験として生活保護の現状をお話しました。約80人の参加者が参加、熱心に聴いていました。講演後は個人相談を受けてくださいました。しゃぶしゃぶ70のお食事も楽しみました。
来年は施設の内容をもっと聞きたいとの声がありました。


ANAニューヨーク・シニア会は、6月13日に開催した「ANAシニア会チャリティー・ゴルフ大会」の収益金9000ドルを、震災基金と高齢者問題協議会に、各4500ドル寄付して下さいました。

(左から)ANAシニア会 田原氏、石田氏、上村氏、
JAA竹田副会長、加賀氏、榎田氏

ニューヨーク日系報道関係者社長・総局長会議は、7月21日のJAAホルでの定例会において、JAAに1000ドルの寄付をして下さいました。

毎日新聞山科武司支局長、時事通信増田総局長、
NHKコスモメディア秋山秀樹副社長、大島聖子JAA副会長、
加藤孝良フレンチシェフ

米国三井基金(一般会計に$5,000、奨学金に$7,000):$12,000
双日米国会社:$1,000
日系報道関係:$1,000
ANA ニューヨークシニア会(高齢者問題協議会と東日本震災へ) :$9,000
ニューヨーク日系ライオンズクラブ(高齢者問題協議会へ):$500
平川繁行:$500

皆様、ありがとうございました!

熱中症(Heat Stroke)について
渋谷欣一 (Kinichi Shibutani, M.D., PH D)
ニューヨーク医科大学麻酔学名誉教授

参考として、渋谷先生の講演「熱中症について」をご紹介します。

1:熱中症(Heat Stroke)は生命を脅かす危険な病気であるにもかかわらず、何故危険であるかについて、一般によく理解されていないと思われる。熱中症は事故として取扱われ、集積された医学的な資料が少ないからであろう。
2:熱中症はなぜ生命に危険か? 脳が酸素不足でやられるからであろう。
3:熱中症における脳の症状:始めは、少し気分が良くない、吐き気がする、目まいがする、妙なことを言う、何を言ってるのか判らないことを言う、言葉が通じない、痙攣、意識がなくなる。
熱中症で救急車で病院へ運ばれた患者の25%に意識障害があった(日本救急医学会の調査)
4:脳の酸素需要量と体温との関係:通常体温では、脳に酸素が行かなくなれば1分以内に意識消失、4分以上たてば 脳は死ぬ。
低体温では、例えば32度に冷やすと 脳への酸素(血液)供給を15分止めても脳は死なない。(低体温心臓手術に応用、 溺死の場合 水中で体温が下がっていれば、長時間息をしなかった人でも蘇生させることができた症例がある。)
体温が上昇すれば、低体温の場合と全く反対。脳や心臓など、重要な器官の酸素需要量が増加して酸素不足になりやすい。
5:水と体温との関係:水が体内に十分あれば、水を蒸発させることによって体温の上昇を防ぐことができる。
6:水不足と脳への酸素運搬効率:水が足りなくて血液が濃縮されると、ドロドロの血液となり、脳や心臓などの重要な臓器への酸素供給が阻害される。意識は混濁し、脈拍はふれず、血圧は計れなくなる。(逆に手術などで出血した場合、輸血しないで水で補った場合はサラサラした血液となり、脳への酸素運搬の効率がよくなる。最近の手術では、少々の出血でも水の輸液で代用し、輸血はしない。)
7:体に水が十分あるかどうか、どうして知ることはできるか?:尿(オシッコ)の色を見ればよい。水のような尿がよい、黄色い尿は水分不足の証拠
8:夏の外出前の注意:朝食事に十分お茶か水を飲んでおく。外出時は水持参。そして、どこでオシッコするかを研究しておく。
9:高齢者はどうして熱中症に弱いか?:人間の感覚で危険を察知する感覚のうち「痛み」の感覚は高齢者でも保存されているが、水不足を察知する感覚「のどが渇いた」という感覚は、高齢者では失われていることが少なくない。


オフィスの敦賀治美さんが、7月31日付けで退職されました。
約2年間、オフィスをお手伝い下さいました敦賀さんは、ドイツの娘さんの所に行かれます。 7月28日の敬老会で大島聖子副会長からお礼の言葉とお花が贈られました。お疲れ様でした!

クイーンズのトルコ文化センターからのご招待
8月29日、夜のラマンダ・アフター・ディナーに、_JAA会員が招待されました。 トルコ文化を紹介し、他の民族との交流を深めたいと、トルコ文化センターが企画されました。
ファミリーヘルス・プロジェクトの閉鎖
ファミリーヘルス・プロジェクトは22年間、スキ・ポーツさん(創設者&リーダー)を中心にHIV・AIDSの啓蒙と教育、サービス行なってきましたが、10月1日で閉鎖することになりました。ポーツさんの外交手腕と行動力で、1990年代、AIDS撲滅教育運動が効をなし、現在に至っています。スキ・ポーツさんお疲れ様でした。
囲碁愛好会「JAA楽碁会」が
出来ました!

山内秀揮さんを連絡先に、毎月第1と第3火曜日午後1時30分からJAAホールで行なわれています。囲碁の好きな方、お集まりください。
(左から)岡田さん、上原さん、内山さん
シニア・ハウジングの募集があります。62歳以上、収入制限あり。詳細ならびに申し込み用紙は下記で確認を。
■住所:
155-25 71st Avenue, Queens, NY 11367
■申込用紙:
Council Towers V1 c/o Met Council,
80 Maiden Lane, 21st Fl. New York, NY 10038
Tel:917-281-7610
■申し込み用紙ダウンロードサイト
www.Metcouncil.org/housing

ソーシャルセキュリティーの詳細が見れるサイト www.socialsecurity.gov
が見やすくなりました。15ヶ国語で見れますが、残念ながら日本語はありません。

JAA、9月から年末までの予定
9月15日(木)~25日(日) 第5回シニア・ウイーク
9月15日(木) 大敬老会
10月15日(土) 認知症についての研修会
10月16日(日) 秋の日本語教育研修会
10月17日(月) 第18回JAAチャリティーゴルフ大会
11月 5日(土) 恒例のグランド・バザー
11月16日(水) A Special Night for Friends and Supporters of
JAA
11月17日(木) 感謝祭敬老会
12月 2日(金) 年末ダンス・パーティー
12月15日(木) 年越し敬老会

会員の大西鏡子さん(芸名藤間小錦)さんが9月25日、リバーサイド・シアターで開催される、日本舞踊宗家藤間流「市藤会」(主宰藤間錦)創立50周年記念祝賀舞踊会に出演します。

会員の伊藤さちよさん主宰の「サチヨ・イトー・アンド・カンパニー」の「30周年記念公演:舞、踊り、祈り」が、10月30日、エイリー・シティーグループ・シアター(Ailey
Citigroup Theater:505 West St.)で開催されます。
JAAシニアは15ドル。


■画家スティーブ和田さんが7月5日永眠されました。享年93歳。7月31日、日米合同教会でメモリアル・サービスがご家族、友人が集まり行なわれました。敬老会を楽しみにしている一人で、友人のラルフ・岩本さんと参加され、楽しんでいました。6月9日の敬老会が最後となりました。日系人会の美術展にも毎回出品され、5月の展覧会には猫の絵を出品していました。以下の「日系人会の顔」をご参照ください。

■ジョー原田さんがNJの自宅で7月31日永眠されました。享年77歳 36年間オタギリ・マーカタイルに勤務。JAAの古い会員でした。

■マウントフジ・レストラン藤田徳明さんが、7月7日肺癌のためNJ州イングルウッド病院で永眠されました。享年70歳。藤田さんは東京オリンピックのレスリング日本代表で参加、4位の成績を収めました。65年にロッキー青木氏に影響を受、渡米。紅花で修行後に独立。NY州のヒルバーンに日本家屋風レストラン、マウント・フジを開店、成功を収めました。稲垣茂氏がJAA会長の折には、毎年、シニアをご招待して下さいました。又、JAAゴルフ大会等へもご支援下さいました。

皆様のご冥福をお祈り致します。


Vol.67
和田・シゲオ・
スティーブさん (93)


日系アーティストとして生きる

スティーブ・和田氏は、2011年7月5日、ニューヨーク市内で93歳の一生を閉じた。
1917年10月33日、カリフォルニアのルーマスで生まれ、広島で育ち、第二次世界大戦ではアメリカ軍としてヨーロッパ戦線に加わった。
戦後、米兵ビルでシカゴやニューヨークの美術学校で学び、パリのアトリエ・フェルナンド・リーガーに進み、帰国後、素描、絵画、墨画、写真などを使ったアーティストとして個展やグループ展を行った。
当時、和田氏は、歯科陶器技術の第一人者としても認められていた。Art Students League of New York,
Artists Equity of New York, 日本人美術家グループや米国墨画協会の会員でもあった。
過去16年間、JAAが主催する「NYで活躍する日本人・日系人美術家展」に出品。戦後の日系新聞日米新聞の写真撮影を行なった。
明るい和田氏は交流関係も広く、多くの知人がいた。遺族は妻のタカコさん、娘のステファニーさんとジェニファーさん、孫のエスターさんとクリストファーさん。