JAA 114th Anniversary Virtual Gala
コロナ禍の中、今年もバーチャルGALAを開催します。JAA功労賞はANA(全日本空輸株式会社)、八木ボン秀次さん(ニューヨークレストラン協会会長&TICレストラングループ社長)とニューヨーク市警deputy Inspector ナオキ・ヤグチさんに授与されます。新型コロナ感染拡大が落ち着く中、復興に向け尽力されている皆様を表彰します。

バザー等での募金活動ができない今JAAにとりまして、将来のための大きな募金活動です。ご支援の程お願い申し上げます。

総選挙
大沼会長から佐藤貢司新会長へ

11月18日に開催されたJAAの選挙総会で、2022年から佐藤貢司現副会長が会長に選出され、承認されました。

2022年1月からの役員

  • 会長:佐藤貢司
  • 副会長:安西弦、ジュリー東、デビット広村、本間俊一、石田圭子、伊藤リキ、岩原誠、金重ユキ、スーザン・マッコーマック、満仲恒子、村瀬悟、カマール・ラマニ、竹田勝男
  • 主事:石塚信久
  • 副主事:ジュリー東
  • 会計:長谷川久美子
  • 副会計:下村昌樹

スーザン大沼会長は2005〜7年と2014〜21年の11年間、初めての女性会長として就任。きめ細かい政策と経済的基盤の立て直し、弁護士としての講演会や人々のサポートを行ってきました。2007年にはJAA100周年記行事を開催、同年から、シニア・ウイーク(現在、秋のヘルス・フェアに改名)を開始、高齢者問題協議会や女性実業家の会等の発足に関わり、取り組んできました。
今後は名誉会長となります。

長年、副会長でしたスキ・寺田・ポーツさんと小野山弘子さん、大島襄さんは理事を辞任され、名誉理事になります。長年のJAAへの貢献に感謝申し上げます。ありがとうございました。

恒例!第15回秋のヘルスフェア
対面&オンラインのハイブリッドで

JAA高齢者問題協議会と邦人医療支援ネットワーク(JAMSNET USA)共催、NY総領事館後援で、9月4日から10月3日まで、ZOOMやYouTubeのオンラインや電話とJAAホールでのハイブリッドで「COVID-19の今、健康で、安心したライフを送るために」をテーマに、秋のヘルス・フェアを開催しました。多くの講演会や相談室がZOOMで行われる為、事前にZOOMの使い方ワークショップを数回行い、多くのシニアがその使い方を習得しました。

COVID-19に関する講演会や日米の高齢者福祉の情報、年金や遺言、介護、日本帰国、認知症の予防やエクササイズ、子供の歯、CPRワークショップ、妊婦さんの懇談会、折り紙、茶道、書道、コーラス、句会などのプログラムに、日本を含む海外や、ニューヨーク近郊から1666人の参加がありました。

特にJapanese SHARE主催「COVID-19 とコロナワクチンの現状」には300人以上が参加しました。

9/11から20年
コミュニティーサービス継続中

2001年9月1日の米国同時多発テロ事件9/11から20年、その傷跡は、今なお、深く残っています。
今年の9/11コミュニティーサービスは、JAA、NY総領事館、三菱UFJ銀行と日系人コミュニティーが集まり、ニューヨーク貿易センタービル爆破の被災者の救援に向かい、多くの消防士の犠牲者を出しました2ヵ所の消防署(市内東85丁目の第10消防署と東51丁目の第8消防署)に、公邸の料理人が作りました50個のお弁当と、全世界のMUFGの職員やJAAで作成した千羽鶴を贈りました。

贈呈式を9月9日、NY総領事館山野内勘二大使、MUFGホールディングス越和夫常務執行役員、JAAゲリー森脇名誉会長、スキ・寺田・ポーツ副会長、ロバート柳澤米国日本人医師会会長、ジョシュア・ウオーカー・ジャパン・ソサエティー理事長等が参加して、感謝と友情の気持ちを込めて、お弁当と千羽鶴を、第10消防署のリアル・コールマン所長に手渡しました。

そして、9/11当日は、イントレピッド海上航空宇宙博物館の船上で、ハーフミリオンのミールキットを1000以上のボランティアが参加して作りました。

JAAでは、20年前、「JAA September 11 Relief Fund」を設立。55万ドルを12月末までに集め、被災者、被災レストランに2万5000ドル、当時のジュリアーニ市長が設立したTwine Tower Fundに、当時の木曽敏夫副会長が50万ドルのチェックを手渡しました。

ボランティアの皆様のお名前はJAAのFacebookに掲載しています。ご支援ありがとうございました。

9/11 コミュニティーサービス ボランティアの皆様、ありがとうございました!

Names of volunteers at 9/11 community services
Special thanks to our volunteers:
For Japanese Obento and Origami:
Toshiko Kobayashi of Origami Therapy Association, Namie Suzuki-Appelbaum, Eiko Aono, Nancy Castro, Machiko Frick, Taeco Ishida, Christy Jones, Ramez Kafrouni Rich Kameda, Astonishing Asian, Keiko and Mitsuko Kobayashi, Mari Morimoto Dvm Noriko Nakayama, Kyoko Ohnishi, Karl Palma Sara Sakanaka, Katsuo Takeda, Yoko Suzuki and support from Jill Cornell

MUFG volunteer coordinators: Yumi Higashi Ho, Noriko Furuhata Taylor and their colleagues
Consulate members: Masanari Taniai, Shō Nakamura, Chefs Shima and Tsutsumi, Erich Steyaert, Hideyuki Ishii, Miyuki Kubo, Chiaki Torisu, Yuki Kaneshige
And of course Michiyo Noda, Naomi Miyashita and Kuni Mikami, without whom nothing could happen at JAA.

For Meal Kit:
JAA’s Eiko Aono, Sumi Kanter, Akira Imai, Colin Lee, Kiyo Matsumoto, Noriko Nakamura; the Consulate’s Uyanga Uyanga and Gerald DeMattia (for SNS posts); JETAA USA – JET Program Alumni Association’s Monica Yuki and Sean Hunt; Hoshuko Alumni Association’s Yuji Horimoto; JET Alumni Association of New York (JETAANY)’s Christy Jones; Japan Society’s Erina Aoyama and Bryant Benter; JAJA (Japanese Americans and Japanese in America)’s Rich Kameda; The New York Japanese-American Lions Club’s Kenji Nakano; and Karl Palma and Nancy Castro.

第27回JAAチャリティーゴルフ大会
総勢92人がエントリー、小栗さん優勝!

第27回JAAチャリティー・ゴルフ大会(協賛:ANA全日本空輸株式会社)を9月27日(月)、NY州ポートワシントンのハーバー・リンクス・ゴルフコースで開催しました。

在NY日本国総領事館山野内勘二大使とANAの服部茂米州室長・NY支店長が、コロナ禍の中、一年ぶりに行うゴルフ大会に、朝駆けつけて、挨拶と激励の挨拶をしてくださいました。総勢92人がエントリー、午前9時30分、秋晴の中、ショットガン方式で一斉に各ホールからスタートしました。

今回も12ホールを隠しホールにしてハンディキャップを算出する新ペリア方式を採用し順位を決定しました。見事優勝の栄冠に輝いたのはカーク・小栗さん。小栗さんには、スーザン大沼会長が優勝カップ、大津善治ANAセールスマネージャーから「JFK-東京 往復 ANAビジネスクラス航空券」が贈られました。2位は、リチャード・ヤンさん、3位は河嶋善範さんが入賞しました。

ベストグロスは、男性部門が74でK・H・ワヤンさん、女性部門は83でシム・イン・スックさんが、それぞれ獲得。また、75歳以上の「スーパーシニア」の6人に、大会から記念品が贈られました。

順位発表と並行して恒例のラッフルが行われ、特賞の「JFK-東京 往復ANAビジネスクラス航空券」は三田道綱也さんが獲得、ラッフル1等IACEトラベル寄付のアメリカ国内線往復チケットは高田洋平さんが獲得されました。ラッフルの売り上げ7560ドルと参加費の一部は、JAAの活動資金に充てられます。

最後にデビッド廣村大会委員長が、コロナ禍で参加者・協賛企業および個人に感謝の意を表明。次回大会への抱負を述べるとともに再会を約束し、同会は無事終了しました。

・本大会委員長:デビット広村、田原ミチ、委員:榎田和久、石田圭子、小須田シゲ、大津善治、佐藤貢司、谷口ケーシー

27th JAA Charity Golf Tournament Special thanks to the following Sponsors
ALL NIPPON AIRWAYS/ANA
・Asahi Beer USA・Brother Int’l Corp. ・53rd Wellness Studio/Kenko Do・Furumoto Realty ・Hajime Restaurant・Harbor Links Golf Course・Hatsuhana Restaurant・IACE Travel・interesse international inc.・Ito En (North America)・JFC International, Inc.・Kyodo Trading・Milbon USA・Mitsubishi Gas Chemical America, Inc.・Michi Beauty Salon・MiNGLE・Momotaro Beauty Salon・Morikawa, Tomohiro・New York Mutual Trading・Nippan Daido U.S.A.・Orient Corp. of America・PGA of Pete’s Golf Shop (Kirk Oguri)・Restaurant Nippon・Sakura Shoji・Sanda, Mitsunari・Sapporo Beer USA・Shimomura & Co. CPAs・Tao Consultants・the rice factory New York・T.I.C. Inc. (Sakagura & Sobaya) ・TV Japan/NHK Cosmomedia Amrerica・UOGASHI New York・Urushibaru, Ken・Watabe, Yukio・Windels Marx Lane & Mittendorf, LLP・Wismettac Asian Foods・Yomitime Inc.・Y’s Publishing Co., Inc.

第35回JAA外務大臣杯軟式野球大会
ダンボーズ初優勝!

5月2日開幕、13チームがエントリーし、77試合を予定していた第35回JAA外務大臣杯軟式野球大会は9月19日(日)に決勝戦と3位決定戦行い、今年の野球大会を終えました。今年は、日曜日が雨の日が多く、台風の影響もあり、一ヵ月遅れの閉会でした。

試合は、ランドロス島で、午後7時開始、ナイトゲームに不慣れな選手達はギラギラと光輝く照明灯の下で、シーズン最後の力を振り絞って熱戦を繰り広げました。試合結果は、最古参同士のブルックリン・ダンボーズとニコニコ。2対0で、ダンボーズチームが初優勝に輝きました。

  • 優勝:ブルックリン・ダンボーズ
  • 準優勝:ニコニコチーム
  • 3位:NYじゃんくす
  • 4位:チュパカブロCPC

新型コロナ感染拡大の中の大会運営、感染防止対策に注意を払いながらの4ヵ月間、雨などで、59試合を決行する事が出来ました。何よりも嬉しかったのは、我々チーム参加者(含む家族)からは、一人の感染者が出なかった事に安堵しています。

今やランドロス島は、スポーツ・プレジャーランド化に変化しています。日本人が持ち込んだ「軟式野球」もアメリカ人にも徐々に好評価されています! 文化交流の架け橋として継続して行くのは大切かと痛感しています!

大会本部の役員(家誠、森尾、大久保、深海、ドクター・ラマニ)、皆様のご尽力に感謝致します!
(JAAスポーツ委員会委員長:加藤脩治記)

秋のJAA日本語教育研修会
オンラインで開催

秋の日本語研修会は10月23日に1時から3時まで ズームで開催した。35名の参加者の内5名は日本からで、アメリカ国内からの参加者もあった。

講演は スミス大学の熊谷由理先生が、「日本の言語景観をクリティカルに読むー日本語教室で 批判的視点を育む試みの一例としてー」というテーマで話された。プロジェクトとして、学生にGoogle Street View を使って まず日本で行ってみたい町を選んでもらった、ヴァーチュルにその町の標識や看板の写真を見て、気づいた事をグループで話し合い、今回の研修会では、その分析を紹介された。

普段 何気なく見ている看板、標識が どのような意図で作られているのか、対象は誰なのか、どういうデザイン、言語が使われているのかなど、アメリカ人の学生から見る批判的な視野を理解する事ができた。講演の後、参加者が 少人数のグループに分かれ、話し合い、その後 意見を話しあった。活発な意見が出て、有意義な研修会となった。(JAA日本語教育委員会委員長・小玉修子記)

おめでとうございます!

(左から)卓矢さん、好田社長、山野内大使、絵里奈さん

「サンライズマート」好田忠男社長が9月28日、在ニューヨーク日本国総領事館公邸で、在外公館長表彰を受章しました。ブルックリンのジャパン・ヴィレッジなどにおける日本の文化、日本食・食文化の普及への貢献で受賞しました。

コロナ禍によるロックダウンの最中には、JAAが行った高齢者に弁当を無償で届ける「弁当プロジェクト」に参加。その他にもJAAのシニアへ、クリスマスギフトなどを寄付してくださいました。

櫻井氏(左)と山野内大使(写真提供:在NY日本国総領事館)

元ジャパンソサエティー理事長の櫻井本篤氏が10月6日、在ニューヨーク日本国総領事公邸で、旭日中綬章を受章しました。日米相互理解促進功労及び日米文化交流の功績で受章されました。

櫻井氏は商社マンの民間人からニューヨーク総領事館の総領事となり、2007年には「Japan Day @ Central Park」を開始。日本文化の普及に努め、2011年3月11日の東日本大震災と津波被災地への募金活動に尽力。日系コミュニティーと米国政府関連機関との良好な関係を構築されました。

敬老会 & ソーシャルサービス

ソーシャルサービス

遺言や諸問題、移民法の定期相談室は電話で継続して行っています。6月からホールの70人定員により、デリバリーとピックアップでお弁当を配布。

敬老会

7月29日土用の丑の日敬老会(鰻のかば焼き弁当)、8月12日のお盆敬老会、9月16日の日本の敬老の日に因んでの大敬老会に村瀬悟JAA副会長が日本クラブの豪華なお弁当を毎回110個寄付してくださいました。

9月16日の大敬老会には、村瀬副会長も参加され、「美味しい日本食を召し上がり、長生きしてください」と挨拶され、渡邊喜代美さんの97歳のお誕生日をお祝いしました。

皆さん、敬老会でお友達に会いおしゃべりをして、IWAKI BANDO、デュオゆずりの花、BONダンサーの歌を楽しみました。

お知らせ

ニューヨーク仏教会のアール池田住職は、この夏、住職としての7年間の任務を終えて、引退されました。JAAの墓参会等でサービスやプロジェクト弁当のCall Volunteer 等をして頂き、ありがとうございました。
尚、次の住職を迎えるまで、ギャリー・ジャスキューラーさん、イザベラ・バーナードさん、シェリル池宮さんがサービスを担当されます。

在ニューヨーク日本国総領事館の大橋建夫領事部長が8月末に、任務を終え、ご帰国されました。コロナ禍で皆さんと、送別会が出来ませんでしたのが、残念でした。大橋部長とゆかり夫人は、コミュニティーのボランティアは積極的にご参加されていました。恒例の墓参会では朝9時から墓地掃除に参加されていました。ゆかり夫人はJAAコーラス部に所属また、JAAの図書室のボランティアをされていました。

ありがとうございました!

ニューヨーク日本歴史博物館・開設
1860年以降の資料が検索可能に

ニューヨーク歴史評議会は5月18日にウェブサイト「ニューヨーク日本歴史デジタル・ミュージアム」を日英両語で公開しました。同評議会はニューヨークおよび周辺地域における日本関連の歴史を収集・保存し、公開発信して、次世代に継承することを目的に昨年12月に創立されました。ウェブサイトでは1860年以降の貴重な資料が豊富に検索できます。

なお随時、歴史的資料や資金援助を受け付けています。JAAまでご連絡ください。
www.historyofjapaneseinny.org
連絡先:日系人会(JAA) history@jaany.org

長年JAAを支援してくださいました木田繁男さんが、故郷の大分で9月4日亡くなりました。享年98歳。
1978年にビレッジにジャポニカレストランを開店、現在も地域の人に親しまれるレストランとして、知られています。故メイヤーコッチ市長も常連でした。
ご冥福をお祈りいたします。

日系人会の顔

芸術への旅
佐藤みどりさん(86歳)

みどりさんは、1935年に神戸で生まれました。スギノデザインスクールと神戸女学院高等部を卒業。神戸女学院中学部でアメリカ人の先生に英語を習い始め、その英語を生かして、国際ロータリークラブ、阪田商会、神戸のアメリカ領事館、大阪大学などで働きました。

1962年、みどりさんは国連勤務となった夫と共に、渡米、ニューヨークでの生活を始めました。4人の子供を育てながら、翻訳の仕事や、アンティークショップで働いていました。
1985年から、メトロポリタン美術館の繊維修復部で働き始めました。偶然に出くわした仕事でしたが、キャリアをもっと積んでいきたいとの思いから、沢山の修復をてがけて25年近く働きました。

修復家の仕事の一つに美術品を世界の美術館に運ぶ役目があります。ロンドン、パリ、アムステルダムなどへの旅の経験から、詩の材料が生まれました。また2000年から2005年に、友だちと共同で「エンカウンター」と言う展覧会に手がけました。これは個人のリサーチで巣鴨拘置所に居た戦争犯罪容疑者の手で作られたものを展示して 彼らの生活を映し出したものです。2014年に、このプロジェクトの10年間の研究工程は 米国日本美術学会誌#35」に掲載されました。2016年 退職時にはメトロポリタン美術館の名誉修復家の栄誉をうけました。
生涯、詩を書いていたみどりさんは、ある日1955年に書いた詩を見つけました。友達の有名な翻訳者佐藤紘彰氏の提案で、人生の終りに自分の詩を纏めて、「わんざぐれ」という美しい本を、今年発刊しました。みどりさんの折句、短歌、俳句、詩が詰まっています。

現在、子供4人、孫7人はNew Zealand, Canada, USに在住しています。
(華・ワンダーマン記)