第7回サクラ・ヘルス・フェア
50のプログラムに1146人が参加
JAAは、邦人医療支援ネットワーク(通称JAMSNET・ジャムズネット)共催、在NY日本国総領事館の後援を得て4月9日から27日まで、「さくら文化と健康:みんなで楽しく学びましょう!」をテーマに、全ての年齢層を対象にした「第7回サクラ・ヘルス・フェア」を、JAAホールを中心に開催しました。
50のプログラムに1146人が参加。サクラ祭りと合わせると、およそ1800人以上が参加しました。
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第45回JAA奨学金・第9回本庄奨学金授与晩餐会 13人の高校生と5人の大学院生が受賞 晩餐会で受賞者と関係者(All photos by Masao Katagami) |
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5月28日午後6時から、市内のハーバードクラブにおいて、第45回JAA奨学金・第9回本庄奨学金授与晩餐会を開催しました。キーノート・スピーカーにFCIアンカーであり、ジャーナリストの久下香織子氏を迎えて、来賓に髙橋礼一郎在NY日本総領事夫妻、米国三井物産株式会社高橋規社長夫妻、本庄洋介北米伊藤園社長、功刀秀記夫妻ANAニューヨーク支店長、佐藤元広JCCI事務局長、授与者、受賞者とその家族、JAA会員など130人が参加しました。 晩餐会は、岩原誠JAA奨学金制度委員会委員長の司会で、スーザン大沼会長の挨拶、髙橋大使のJAAのコミュニティー活動へのお礼とお祝いのお言葉で始まりました。食後は、13人の大学進学生に総額5万6500ドルの奨学金と3枚の航空券(ANA日本往復航空券2枚、デルタ日本往復航空券)が、そして、5人の大学院生には本庄国際奨学財団より総額3万ドル の奨学金が授与されました。 久下香織子さんは、基調講演で、子供のころインターナショナルスクールに通学を始めたころから今までの体験を交え、失敗を恐れず、好きな方向に進み、そして、自分のヘリテイジに誇りを持ち、将来に向かって欲しいと、受賞者にエールを送りました。 最後にゲーリー森脇名誉会長が、来賓、寄付者に謝辞を述べて閉会となりました。 今年のJAA奨学金制度委員会 晩餐会をご支援くださいました方々は以下の通りです。 45th JAA Scholarship 第45回JAA奨学金受賞者 (for graduating high school students) ②Delta Air Lines Scholarship デルタ・エア・ライン基金賞 ③Mitsui USA Foundation Scholarship 三井USA基金賞($5,000) ④Mitsui USA Foundation Scholarship 三井USA基金賞($5,000) ⑤Mitsui USA Foundation Scholarship 三井USA基金賞($5,000) ⑥Dr. Soji Tomikawa Scholarship 富川宗次博士賞($5,000) ⑦Dr. Soji Tomikawa Scholarship 富川宗次博士賞($5,000) ⑧Orient Corp. of America Scholarship 米国オリエントコーポ賞($3,500) ⑨Toyota Motor North America Scholarship トヨタモーター・ノースアメリカ賞($3,000) ⑩TV Japan Scholarship TV ジャパン賞($3,000) ⑪Ambassador Shinichi Nishimiya Scholarship 西宮伸一大使賞($3,000) ⑫Hartman-Sakazume Scholarship ハートマン・サカズメ賞($3,000) ⑬ANA Japan Travel Scholarship 全日空ジャパン・トラベル賞 9th JAA Honjo Scholarships Awardees 第9回本庄奨学金受賞者(for graduate students) ・Carolina A. van der Mensbrugghe ($7,500) ・Stephanie Chiaki Kato ($5,000) ・Joshua Evan Schlachet ($5,000) ・Allen Koji Ukai ($5,000) ■久下香織子:報道ジャーナリストとしてフジ産経インターナショナルで活躍中。彼女はニュース司会者として海外に住む日本人に向けての報道および日本国内への報道に携わっています。久下さんのキャリアはサイマルインターナショナルの同時通訳者として始まり、その後、女優として2年間、NHKの連続ドラマ「中学生日記」に出演しました。そしてさらに報道関係者に転身し、NHKBS7のアンカーとなりました。フジテレビの「報道2001」の司会者の一人としても活躍しました。日系米国人をテーマにした三本のドキュメント映画(ノーマン・ミネタ議員、ダニエル・イノウエ議員そして第二次大戦中に強制収容された日系人を支えたコロラド州の政治家 ラルフ・ カー氏)の制作にも携わり、彼女の作品は日本国内とアメリカで上映されています。横浜で生まれ育ち、1998年にニューヨークに移住して、現在は夫と息子と共にマンハッタンに住んでいます。
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役員変更・訂正
■杉浦康之北米三菱商事取締役社長がニューヨーク商工会議所会頭に就任、JAAの名誉会員になりました。 |
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SAVE THE DATES!
★東日本大震災から4年: 人材育成に支援 ★第22回JAAチャリティーゴルフ大会 ★JAA108周年記念晩餐会 |
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室内音楽の夕べ |
認知症サポーター講座 |
遊馬先生の 目の健康についての基礎知識 |
バーンズ静子さんの子育てについて |
NY安全対策:NY市ポリス説明 |
一人で老後を過ごすサバイバル方法 |
親子遊びの会 |
医師会主催の医療への 進学ガイダンス |
青柳領事と塩崎さんの国籍について |
桜と日本人の心: 歴史研究会高崎康裕 |
ライオンズ大学「10歳若返る方法」 |
阿波踊りを楽しみましょう! |
感動の映画上映会「KANO」 |
チェア・ヨガ |
足裏マッサージ |
BC Network 乳がんシンポジウム |
第11回日系人会桜まつり
賑やかに開催
(All photos by Masao Katagami) |
今年の寒くて長い冬の後、暖かい陽春の中、濃いピンクの桜が満開の4月18日(土)午前11時から、フラッシング・メドウ・コロナ・パークで第11回JAA桜祭りが勇壮な僧太鼓の演奏で始まりました。
スーザン・ハマカーさんの司会で、スーザン大沼会長の歓迎の挨拶に続き、支援者の稲垣千枝子夫人、在NY日本国総領事髙橋礼一郎大使とフラッシング・メドーコロナパークの責任者ジャニス・メルニック女史の挨拶がありました。JAAの会員や周辺地域住人など、たくさんの方が参加してにぎやかに行なわれました。
今年は稲垣ファミリーの支援に対して感謝の意を込めて、ピンク色の枝垂桜を植樹しました。挨拶の後、高木まり先生指揮のJAAコーラスの美しい歌声、順子フィシャーさんの沖縄舞踊・三線歌、ジャパニーズ・フォークダンス・インスティテュート(主宰鈴木百)の若者グループの民舞伊予漫才の後、花笠音頭パレードが全員参加で華やかに繰り広げられました。サクラの木の下では裏千家の茶の湯―野点が行なわれ、皆さん、日本文化を楽しみました。
今年も300個のお弁当は稲垣千枝子夫人の寄付により行なわれました。稲垣千枝子さんから5850ドル、小野山弘子さんから1000ドル、伊藤園からお茶の寄付がありました。
今年のサクラ祭りの委員長は、スキ・寺田・ポーツさん、スーザン・ハマカーさんと小野山弘子さん、ボランティアは、形上将夫さん、ジャスミン・ウイリアムさん、金重由紀さん、江田佳生里さん、加藤脩治さんと野田美知代さんでした。
ニューヨークで活躍する
日本人・日系人美術家展覧会
39人69作品を展示
(All photos by Masao Katagami) |
今年で20回目となる「ニューヨークで活躍する日本人・日系人美術展」(後援:在ニューヨーク日本国総領事館、ニューヨーク日本商工会議所、日本クラブ、週刊NY生活、よみタイム)を5月7日から15日までJAAホールで開催しました。5月7日のオープニング・レセプションは青野栄子さんの司会で始まり、青柳芳克NY総領事館領事部長、スーザン大沼JAA会長の挨拶、佐々木洋子委員長の作家紹介が行われました。移転して初めてのJAAホールでの展覧会は好評で、出展作家など約150人でホールはいっぱいとなりました。今年は新人4人(井口雄輝、森戸泰光、皿井まゆみ、寺谷麗奈)と故人2人(木村利三郎、作山典子)の39人の作家・69作品を展示いたしました。
出展作家:青野セクウォイア、フランシス真悟、浜中卓治、日影眩、廣瀬ジョージ、市村しげの、井口雄輝*、飯塚国雄、池添 彰、川島猛、木村利三郎、キノ・マホ、小島健治、久保田玲奈、宮森敬子、森本洋充、森本和也、森戸泰光*、本宮陽子、中川直人、野田正明、大野修、小野知美、斉藤誠治、作山典子、作山畯治、皿井まゆみ*、佐々木健二郎、佐藤正明、澤野水纓、篠原乃り子、篠原有司男、住山洋、瀧澤昌樹、竹田あけみ、寺田真由美、寺谷麗奈、渡辺啓子、依田順子、依田寿久
レセプションの美味しい料理は敬老会ボランティアが心を込めて作りました。お買い上げ下さいました下記の皆様には、心から御礼申し上げます。青木繁、森本由美子、竹田勝男、大隅玲子、佐々木洋子(敬称略) ありがとうございました。
美術展委員長はジョージ広瀬、佐々木洋子、委員は青野栄子、コーン千津子、加藤静子
メモリアルデー日本人墓地墓参会
先駆者への感謝忘れず
若葉からもれる太陽に真夏を感じる5月25日のメモリアル・デーに、クイーンズ地区マウント・オリヴェットの日本人墓地で恒例の墓参会が開催されました。髙橋礼一郎在ニューヨーク総領事ご夫妻、第2次大戦に参戦したカズ・ヤマグチさん(MIS部隊)、ベトナム戦争に参戦したスターン・カンザキさん、仏教会、日米合同教会、日系ライオンズクラブ、米国医師会、ニューヨーク日本人学校とNY育英学園の教師、父母、児童の皆さん、そして竹田勝男JAA副会長とJAA会員約150人が参列しました。
日系ライオンズクラブと育英学園の皆様が掃除をし、児童が作成した日米の国旗が先達の墓前に飾られた日本人墓地の石碑(1914年建立)の前に於いて、参列者全員による献花が行なわれました。献花の後、竹田勝男JAA副会長の司会で、高橋和寿日米合同教会牧師とアール池田NY仏教会住職の法話が行われ、髙橋大使の先駆者への慰霊と感謝の言葉が捧げられました。
藤永福子ニューヨーク日本人学校校長は「ニューヨーク日本人学校は、今年で37回目のなるこの墓参会に児童生徒、教師父兄総勢90人が参列しました。今日参加した児童生徒の中から日米の懸け橋になる生徒が多く出ることを期待している」と話されました。
岡本徹育英学園園長、三木伸夫日系ライオンズクラブ会長は、第2次世界大戦で、多くの犠牲者をだした日系人442部隊や明治初期から渡米した人々の貢献で現在の日系人・日本人社会があるので、このメモリアルデーを機会に、先駆者に感謝すると同時に、世界の平和に努めましょうと話されました。今年は禅宗嶋野栄道老師も初めて参列されました。
今年も、日系人、仏教会、日米合同教会、在ニューヨーク日本国総領事館、日本クラブ、ニューヨーク日本商工会議所、日系ライオンズ・クラブ、米国医師から花輪が供えられました。
第30回JAA外務大臣杯軟式野球大会開幕!
豪快な水切りスライディングで2盗を決める ダンボーズ・村上選手 |
JAA野球便りです!
大会発足から30年、春夏にかけてのJAA最大のスポーツイベントが4月26日(日)の早朝、ランダラス球場とノースメドー球場(セントラルパーク)で開幕戦の8試合が行われました。開会式では昨年度優勝チームのジョーカーズ(10回優勝)から優勝カップ(JAA杯・外務大臣杯)と優勝旗が加藤脩治氏(大会委員長)に返還され、参加18チームを代表して選手宣誓があり、本大会の火蓋が切られました。
リーグ戦(72試合)、交流戦(24試合)、プレイオフ(9試合)と順調に行けば合計、105試合が予定されています。現在(6月中旬)までに56試合が消化されています。
今年のハイライトと言えば、日本クラブの大会に松井チーム(JAAラジエターズ主体)が、既に2勝をあげています(松井秀喜選手・投手で4番)。東のJAAリーグ、西の日本クラブリーグ、草野球の醍醐味をぜひ観戦してください。試合結果はJAA事務所入口の野球掲示板を参照。ブログは下記を参照して下さい。
http://jaabaseball.blogspot.com
加藤脩治記
第9回ジャパンデー
書道クラスで参加
NY日系コミニテイー最大のイベントとして定着した「ジャパンデー」に今年は5万5000人が会場を訪れたそうです。このイベントは日米交流促進と日系コミニテイーの連携強化を目的として開催されています。JAAは第1回ジャパンデーから書道コーナーを担当しています。開始からブースの周りには長い列が出来、2500人以上の方に書道体験や短冊に名前を書きました。JAA書道教室の阿部由美子、李智子、石塚由里、今泉敦子、石塚綾子、富沢完二、上原理恵子、齊藤照枝、鈴木奈美恵、山口千鶴子、ジボ正子、長澤ちあき、真田真知子、楢崎真理子と加藤脩冶、野田美知代、JETRO New Yorkのスタッフとスタイベサント高校の学生がボランティアをしました。ありがとうございました。(敬称略)
春のフリマ大盛況!
春恒例のフリーマーケットが、4月4日(土)に開催されました。午前10時のオープン前から多くの方が今か今かと開場を待ち、開場と同時に自分の買いたい品物コーナーへなだれ込みました。まだ、オーブンレンジの設備が整っていない台所で、ボランティアが作ったカレーや稲荷寿司、ちらし寿司、赤飯、水羊羹などの食品コーナーは早々に売り切れになりました。
そして、高級バッグやファーコートなども順調に売れ、総額約8000ドルのファンド・レイズが出来ました。ご寄付をして頂きました皆さま、セットアップから片付けまでお手伝いしてくださいましたボランティアの皆さま、ショッピングに来て下さいました皆さまに心から感謝いたします。次回は8月1日に夏のフリーマーケットを行います。皆様のお越しをお待ちしております!
JAAの育児グループ
「アップルキッズ」
6月3日(水)「親子で歯の教室」JAAホールにおいて、海外邦人クリニックのRobert Limb先生指導で15組の親子が参加して行なわれました。先生は大人と子供の歯について、スライド等を使いながらわかりやすく、親切に説明しました。
(写真から)佐々木ノリさん、高橋俊輔さん、 田原ミチさん、タカラベルモント社・ 中村マネージャー、窪田俊次さん |
タカラベルモント社
美容椅子4台を寄付
ありがとうございました!
JAAでは2002年からヘアスタイリストの田原ミチさんが、ボランティアでシニアへのヘアカットを始め、2012年4月から高橋俊輔さん、小須田シゲさんが加わり、その後、窪田俊次さん、佐々木ノリさんが加わり、毎回4人のヘアリストが20人以上のシニアにヘアカットを行っています。このボランティア活動に賛同したタカラベルモント株式会社から、4月13日、新品の美容椅子4台が寄付されました。タカラベルモント社は、日本では95年の歴史のある総合美容メーカーです。アメリカ進出は約60年となり、米国の美容界にも浸透しています。今回、中村大輔マーケティングマネージャーを通して、寄付がありました。ありがとうございました。
おめでとう
ございます!
ジュリー・アズマJAA副会長はThe Clara Lemlich Award for Social Activism by Labor Arts, Puffin Foundation and the Rubin Foundation on May 4 at Museum of the city of NY |
岡本徹ニューヨーク育英学園理事長/学園長・JAA理事は5月14日、在外公館長表彰を授与。長年にわたり海外子女教育に顕著な功績を残していることに敬意を表して、ニューヨーク総領事館から表彰されました。日系人会の顔をご覧ください。 |
スーザン大沼JAA会長は5月18日、第4回日米カウンセリングセンターのベネフィット・ディナーでコミュニティー・サービス・アワードを受賞しました。 |
写真家の形上将夫・朗子夫妻に5月16日、第一子碧(あお)ちゃんが誕生! 形上さんはJAAでイベント写真を撮っています。 |
■4月の敬老会
●4月16日
第7回サクラ・ヘルス・フェアの一環として春の敬老会を行いました。メニューは「お花見弁当―ちらし寿司と松風焼き」食後は中村山椒さんの落語とIwaki Bandのカラオケを楽しみました。
4/16敬老会 103歳の伊藤治夫さんを囲んで |
中村山椒さんの落語 |
■5月の敬老会
●14日 第1敬老会
メニューは稲荷寿司、筑前煮とアイスクリーム、高木真理先生指導のJAAコーラスの「野ばらの歌」「愛する故郷」、「テルーの歌」を楽しみ、最後にIWAKI BANDとカラオケを楽しみました。
●28日 第2敬老会
メニューは季節の筍ご飯と菜の花の辛子和え、そして、みたらし団子。食後は名倉幹東本願寺真宗大谷派僧侶北米開教師の宗教についてのお話し。最後にIWAKI BANDとカラオケを楽しみました。
5/28敬老会 5月のお誕生日の皆さん |
名倉開教師 |
■6月の敬老会
●11日 第1敬老会
メニューは初夏のちらし寿司と人参きんぴら、日本から訪米中のシンガーソングライター・昭和歌謡シンガーの荒井さち重さんの歌を楽しみました。
●25日 第2敬老会
6/11 敬老会 シンがー荒井さち重さん |
おしらせ
●ニューヨーク州の言語ホットラインに日本語サービスが、スキ・ポーツ副会長の努力で入ることになりました。保健の事など、日本語で聞きたいことがありましたら、1-855-355-5777までお電話下さい。
●NYU Center for the Study of Asian American Health は現在、日本人の健康・医療に関するアンケートを実施しています。日本人・日系人コミュニティーから100以上のアンケートを集めたいと思っています。アンケートにより、コミュニティーに何が必要か、そして対策が検討されます。アンケートに参加したい人は、JAA事務局にお問い合わせください。
第9回シニア・ウイーク企画提供者募集中
9月11日から10月3日まで開催予定のシニア・ウイークは「安心した老後を迎えるため」をテーマに行います。日米の高齢者福祉の情報、健康・文化活動、年金や遺言など、またシニアのためだけでなく、子供の教育、メンタルヘルスについての企画などもお待ちしています。
会員時田みやのさんが4月25日市内病院にて死去。日米合同教会で5月24日メモリアルデーが行われました。享年79歳。ご冥福をお祈りいたします。
Vol.73
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家族とともに表彰を祝う岡本先生(右から2人目) |
長年に渡り海外子女教育に貢献
ニューヨーク育英学園理事長/学園長
岡本 徹(65歳)
岡本氏は富山県高岡市出身。1949年9月生まれ。高校生の頃、江戸時代の水墨画に感動し日本画を志し、東京芸術大学日本画科に入学。1973年卒業後、小学校教諭を経て、ダイナミックなラテンアメリカの壁画運動に魅せられ、メキシコに渡る。メキシコ国立大学大学院にて壁画アート学ぶ。1977年大学院修了前後して、イベロアメリカーナ大学、メキシコ国立大学等で美術講師として勤務する。
1979年、ニューヨークを訪問中、幼児教育の為の「よい子の幼稚園」を開校した丹羽美代子先生に出会い、その主旨に共鳴する。マンハッタンのチェルシーに、1980年「よい子の学園(現ニューヨーク育英学園)」を丹羽美代子初代園長とともに設立した。1984年チェルシーの学園が立ち退きに合い、ニュージャージーのリッジフィールドの公立学校に移転する。同年、丹羽美代子園長が病に倒れ、帰らぬ人となる。1989年春、小学部を開設。丹羽園長の死去後、理事会からの要請により学園長になる。1989年リース切れにより移転を迫られた際、東京の学校法人田中育英会の支援の手が差し伸べられ、ニュージャージー州イングルウッドクリフに現校舎を構える。1993年に同学園理事長に就任。同園は日本人学校として全日制幼児部・小学部の一貫教育を行う米国東海岸唯一教育機関となり、これまでに3000人以上の卒業生を送り出している。
岡本氏は、この35年間、学園と共に歩み。多様化する教育ニーズに応えながら地域に根ざした私立日本人学校として学校運営を実施してきた。この秋からは、マンハッタンウエスト103丁目に日本語全日制たんぽぽ幼稚園を開校する予定である。
岡本氏は1984年にJAAに入会、1997年から理事を務めている。
17年連れ添う理恵子夫人と二男一女がある。
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